鉄道博物館(埼玉県さいたま市)はこのほど、本館ヒストリーゾーン1階で展示中のEF55形式電気機関車とC57形式蒸気機関車の展示位置を入れ替えると発表した。入替え後はC57形が再び転車台上で展示されることになる。
EF55形式電気機関車は、1936(昭和11)年に幹線急行旅客用機関車として製造された車両。今年4月にJR東日本高崎車両センターから鉄道博物館に移され、現在は転車台上で展示されている。これにともない、それまで転車台上に展示していたC57形135号機は隣接する展示位置に移された。
今回、転車台上で展示中のEF55形式電気機関車をクモハ40形式電車の横に移動し、代わってナデ6110形式電車横で展示中のC57形式蒸気機関車を転車台上に移動。1975(昭和50)年12月14日に国鉄最後のSL定期旅客列車を牽引したC57形135号機が、ちょうどその40年後に転車台に戻ることになる。
入替え当日の12月14日も通常通り開館するが、入替え作業のため、開館から13時頃までヒストリーゾーン1階と「てっぱくひろば」は閉鎖となる。作業の様子はヒストリーゾーン2階から見学可能だ。