クロス・マーケティングは24日、「消費動向」に関する調査結果を発表した。調査期間は10月16日~18日、対象は20~69歳の男女1,200名。
給与所得も厳しい実感
生活実態の推移として「労働時間が増えた」という人は、2010年5月を境に割合が高い傾向が続いている。「給与所得の経年推移」をみると、これまではゆるやかな増加傾向を見せていたが近年では伸びがわずかに鈍化しており、今回の調査では昨年度の調査を下回る結果となった。
「今後1年間の景気の見通し」について、「良くなると思う」と回答した人は8.1%、「悪くなると思う」は37.8%。今年5月の同調査との比較では、「良くなると思う」が5.2ポイント減少、「悪くなると思う」が12.0ポイント増加しており、景況感指数は減少傾向にある。
「習い事に関する現在の状況」としては「習い事をしていない」とした割合は77.1%で、「習い事をしている」とした割合(22.9%)を大きく上回った。「今後習い事に使う時間を増やしたいか」については「増やしたい」が32.6%となった。
男女別にみると女性、年代別にみると若い世代ほど習い事への増加意向が伺えた。