プラスワン・マーケティングは24日、freetelブランドのWindows 10 Mobile搭載スマートフォン「KATANA 01」を25日に予約開始すると発表した。個人向けのほか、法人市場向けにもダイワボウ情報システムと協業して販売する。店頭予想価格は12,800円(税別、以下同)。
「KATANA 01」は「日本最速発売」となる、Windows 10 Mobile搭載のSIMフリースマートフォン。6月22日に発表された製品で、OSにモバイル版Windows「Windows 10 Mobile」を採用。発表当初の発売日は近日中、スペック詳細は別途発表となっていた。
4.5インチFWVGA解像度ディスプレイを搭載し、クアッドコアCPUを内蔵。メモリは1GB、ストレージは8GB。カメラ機能は、メイン500万画素/サブ200万画素。バッテリ容量は1,700mAh。カラーバリエーションは黒、黄色、シルバー、青、紫の5色。対応バンドはLTEが1/3/8/19、UMTSが1/6/19。GSMは850/900/1800/1900の帯域に対応する。なお、UIをタッチ用/マウス・キーボード用に切り替え、スマートフォンをディスプレイにつなぎPCのように使用できるContinuumには非対応。
価格は当初19,800円で案内されていたが、12,800円での発売が明らかにされた。直販サイトでの予約開始は25日から。発売日は11月30日となる。
本体前面。写真はロック画面で、上にスライドさせることでロックが解除される |
背面。写真は着せ替えカバー「シルバー」を装着したもの。本体の基本色はマットブラックで、12月に発売する着せ替えカバーでは、「シルバー」のほか「ダークメタリック」も用意される |
ネックだった価格問題を解消
12,800円という低価格は、同社のAndroid搭載スマートフォン「Priori3 LTE」などと同水準となる。この価格での提供について、同社CEOの増田薫氏は、「"お求めやすい価格にしよう"がfreetelが求めてきたコンセプト。企業での導入において、端末価格はひとつのネックだった。法人はこの機会に業務用Windows 10 Mobileの検討を進めてほしい」と呼びかけた。
同社の強みとしては、ハードウェア開発に加え、通信回線も提供するMVNOでもあることを挙げ、期間限定でKATANA 01とSIMセットが3,000円割引となるプランも用意する。このほか、KATANA01専用の補償サービスも用意。直販購入時では、2年契約・月額300円で予約開始と同時に、店頭向けの一括補償では2,480円で店頭発売と同時に提供を開始する。また、ハードウェア面では、両スロットともにLTEに対応したデュアルSIM搭載端末であることを強調した。
なお、6月22日に同時発表されていた上位版のWindows 10 Mobile搭載スマートフォン「KATANA 02」は、2016年1月に発売予定であることが明かされた。同社はKATANA 01の提供により、「Android端末だけでなく、Windows Phoneでも複数ラインナップを用意できた。ユーザーのニーズに応えるもの」と自信を見せた。