インフルエンザ感染を一度でも経験したことがある人ならば、その苦しさを嫌というほどわかっている。そのつらい経験を"教訓"として、毎年のインフルエンザシーズンになればしっかりと対策を講じるはずだ。
そこでこのほど、インフルエンザ感染を経験したことがあるマイナビニュース会員300名に「今冬に実践予定のインフルエンザ対策」とその理由を聞いてみたので紹介しよう。
Q. 2015-2016シーズンに実践しようと考えているインフルエンザ対策を教えてください(複数回答可)
1位: 手洗い(82.0%)
2位: うがい(79.0%)
3位: マスク着用(53.7%)
4位: ワクチン接種(40.0%)
5位: 十分な睡眠(38.0%)
6位: 栄養バランスの取れた食事(30.0%)
7位: 人混みや繁華街などを避ける(22.7%)
■手洗い
・「日常生活に簡単に取り入れられることだから」(33歳女性/その他/その他)
・「手洗いとうがいは基本だと思うから」(50歳以上男性/建設・土木/技術職)
・「簡単にできるし、効果もそれなりにありそう」(42歳女性/マスコミ・広告/営業職)
・「手洗いは徹底しています。とくに食事前」(33歳男性/情報・IT/事務系専門職)
・「費用対効果が大きいから」(26歳女性/商社・卸/営業職)
■うがい
・「最低限のことなので」(28歳女性/建設・土木/事務系専門職)
・「一番簡単に対策が取れるから」(33歳男性/電機/技術職)
・「手洗い、うがいが何よりの対策だと思うから」(26歳女性/金属・鉄鋼・化学/営業職)
・「インフルエンザウイルスを体内に入れないようにうがい手洗いをしっかりしている」(28歳男性/情報・IT/技術職)
・「手軽にできるわりに案外効果があるから」(43歳男性/機械・精密機器/技術職)
■マスク着用
・「とにかく、自己防衛で電車とかはマスク必須で、定期的に除菌ジェルで除菌をします」(44歳男性/情報・IT/技術職)
・「電車に乗っているとマスクで防ぐしかないから」(21歳女性/自動車関連/事務系専門職)
・「健康にしたうえで未然に予防するのが一番だと考えているから」(33歳男性/医薬品・化粧品/技術職)
・「仕事上、人混みは避けられないので、その他で防げることと言ったらこれくらいかと思った」(25歳女性/食品・飲料/専門職)
■ワクチン接種
・「予防接種を受けた年はかかってないから」(49歳男性/その他/その他)
・「職場で義務化されてるから」(26歳女性/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)
・「基本は予防接種が一番肝心かと思います。予防接種を受けて以降、かかっていないと思うので」(50歳以上男性/電機/技術職)
・「社会人1年目で休めないから注射をしようと思う」(23歳女性/医療・福祉/事務系専門職)
■十分な睡眠
・「規則正しい生活が一番いい」(35歳男性/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)
・「基本は体力から。疲れると免疫力が落ちるからうつりやすくなる。ココから改善」(47歳男性/電力・ガス・石油/技術職)
・「生活習慣を見直すことが第一だと思うから」(20歳女性/医療・福祉/専門職)
・「予防と同時に、疲れをためないことも大切だと思うから」(24歳男性/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)
■栄養バランスの取れた食事
・「子供が小さいからとにかくできうる対策をすべてする」(37歳女性/その他/その他)
・「免疫を高めるため」(27歳女性/農林・水産/技術職)
■人混みや繁華街などを避ける
・「マスクや手洗いうがいは当然として、今までにインフルエンザになったときは大概人の多い場所から帰ってきたときに発症しているので、極力人ごみは避けたいです」(32歳男性/その他/その他)
・「冬の季節は極力人ごみが多い所へ行くのは避けます。避けることで感染を防ぐことができます」(31歳女性/その他/その他)
■総評
8割以上の回答者から支持を集めた「手洗い」がトップで、僅差(きんさ)の2位が「うがい」という結果になった。1位と2位に共通して「手軽」「日常生活に簡単に組み込める」という点を指摘している回答者が多く、なるべく労をかけずにウイルス対策をしたいことがうかがえる。
3位には「マスク」が入った。最近では、従来のマスクよりも顔とのフィット感に優れるマスクや、飛沫(ひまつ)拡散防止効果がある不織布マスクなども登場しており、製品の機能が向上している点も影響していそうだ。また、最も効果が得られやすい「ワクチン」の接種に関しては、4割の支持にとどまった。
マスクやワクチン接種などに費用をかければ、一定の効果が得られる公算は大きい。もちろんそれらの対策も大切だが、自分の体の抵抗力をきちんと維持しておくことも重要だ。「十分な睡眠」と「栄養バランスの取れた食事」は共には4割以下という結果に終わったが、この2つも流行シーズンはいつも以上に意識するようにしよう。
※写真と本文は関係ありません
調査時期: 2015年10月29日~10月31日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 男性122名 女性178名 合計300名
調査方法: インターネットログイン式アンケート