日本フランチャイズチェーン協会は20日、2015年10月度のJFAコンビニエンスストア統計調査(速報)を発表した。それによると、10月の売上高(税別)は既存店ベースで前年同月比2.5%増の8,025億円となり、7カ月連続で前年を上回った。
カウンター商材の好調続く
10月は、北日本を除き平年並みの気温となったものの、降水量が少なく天候に恵まれ、行楽需要などが好調だったため、来店客数は増加した。また、淹れたてコーヒーを含むカウンター商材や、おにぎりなどの中食、デザート・アイスクリーム・飲料等が好調に推移したという。同協会によると、カウンター商材では淹れたてコーヒーのほかに「気温の低下もありおでんや中華まんが出ているほか、チキンやポテトなども売れている」としている。
既存店ベースの来店客数は同2.1%増の13億6,159万人と、2カ月ぶりのプラス。平均客単価は同0.4%増の589.3円と、7カ月連続のプラスとなった。
商品別の売上高は、日配食品が同4.4%増、サービスが同4.4%増、加工食品が同3.8%増。一方、非食品は同1.0%減となり、同協会は「長いトレンドとして、たばこと雑誌・書籍のマイナスが非常に大きい」と分析している。
全店ベースについて見ると、売上高は同5.9%増の8,784億円と、32カ月連続のプラス。来店客数は同5.8%増の14億7,229万人と、55カ月連続のプラス。平均客単価は同0.1%増の596.7円と、7カ月連続のプラスとなった。
調査対象はJFA会員コンビニエンスストア本部10社。