俳優の斎藤工と森山未來が、自らにレンズを向けて撮影する"自撮りドキュメンタリー"番組『ジドリ』が、NHKで12月5日(22:00~22:59)に放送される。

自撮り撮影でサービスカットを披露する斎藤工

この番組は、斎藤と森山に小型カメラを渡し、1カ月撮影してもらうことで、彼らの日常の姿を映し出すというもの。斎藤の日常は、演技で見せるセクシーさとは異なる地味なもので、30本以上にもおよぶ映画を見る姿が。一方で「普段から裸です」と言って、サービスカットも見せている。さらに、沖縄の離島や、台湾への一人旅の様子も見られる。

自撮りが苦手だという斎藤は「なるべく"都合の悪い時"にカメラを回すこと」というルールを設定。「そうでなくては自分が見たいと思うドキュメント番組にはならないはず」と独自の考えで、自撮りを行ったという。

斎藤の構成を担当したドキュメンタリー監督の松江哲明氏は「彼は想像以上の映画マニアだった」と脱帽。「小型ビデオの質感を生かした攻めたドキュメンタリーを目指して制作した」と狙いを語り、「映画を抱く」と付けたサブタイトルについては「一見冗談のようだけど、結構本気です」と力を込めている。

森山は、愛媛・内子町で田舎暮らしする様子を撮影。稽古中心の生活の中で、地元の人たちとの交流する姿も見られるものの、森山は「毎日地元の人に誘われてお酒を飲んでいたんですが、それは思いのほか編集でカットされていました」と残念がる。それでも、「このところ個人的に自撮りのハードルが下がってきて、映像の遊び方も覚えてきたので、また機会あればやりたいです」と、次回に意欲を示した。