横浜銀行は19日、海外で発行されたキャッシュカードやクレジットカードで日本円の引き出しなどが可能なATM(以下海外発行カード対応ATM)を一部の拠点に新たに設置し、2016年秋以降を目途にサービスの提供を開始すると発表した。

外国人旅行客の利便性向上と観光振興につなげる

海外発行カード対応ATMは、海外で発行された「VISA」「MasterCard」「中国銀聯」「台湾FISC」ブランドのキャッシュカードやクレジットカードで、日本円の引き出しなどが可能なATMだという。国内では、海外で発行されたカードで現金の引き出しが可能なATMの設置が少ないことから、観光立国実現に向けたインバウンド(訪日外国人旅行客誘致)強化に資する取り組みとして神奈川県内の観光スポットなどに海外発行カード対応ATMを設置し、外国人旅行客の利便性向上と観光振興につなげていくとしている。

横浜銀行によると「ATMの設置場所については、たとえば駅にATMコーナーを設置したり、または観光地にある支店の中に設置したりということを検討しているが、具体的な場所についてはまだ決まっていない」としている。

海外発行カード対応ATMの概要

  • 利用開始時期:2016年秋以降(予定)

  • 利用可能な取引:海外の金融機関で発行された「VISA」「MasterCard」「中国銀聯」「台湾FISC」ブランドのキャッシュカードやクレジットカードによる、日本円の引き出し、キャッシングおよび残高照会

  • 画面表示言語:日本語、英語、中国語(繁体、簡体)、韓国語

横浜銀行は、今後も地方創生に取り組み、豊かな地域社会の創造に貢献してくとしている。