アスクは19日、Sapphire製グラフィックスカードの新モデルとして、AMDの最新GPU「Radeon R9 380X」を搭載した「NITRO R9 380X 4G GDDR5 PCI-E」の取り扱い開始を発表した。11月下旬に発売し、店頭予想価格は税別4万円台前半。
Radeon R9 380Xは2,048基のストリームプロセッサを搭載するミドルレンジGPU。DirectX 12、Vulcan、Mantle、OpenGL 4.5、Open CL 2.0といったAPIをサポートするほか、AMD独自のディスプレイ同期技術「FreeSyncテクノロジー」、仮想的に大きな画面サイズで映像を描画し、実際に使っているディスプレイ解像度にダウンスケールすることで、映像の品質を改善する「VIRTUAL SUPER RESOLUTION」(VSR)、VRコンテンツの開発を支援する「LiquidVR」などの機能を備える。
「NITRO R9 380X 4G GDDR5 PCI-E」は、高い品質や安定性を備えるという「NITRO」シリーズの製品。コアクロックやメモリクロックをリファレンススペックからオーバークロックしている。
2ポールベアリング採用の独自クーラー「Dual-X」に加えて、アルミ製バックプレートを搭載する。また、アイドル時にファン停止させることで低負荷時の騒音を低減する「Intelligent Fan Control」機能に対応する。
主な仕様は、コアクロックが1,040MHz、メモリクロックが6,000MHz、メモリは256bit接続のGDDR5 4GB。PCとの接続バスインタフェースはPCI Express 3.0 x16。映像出力端子はHDMI×1、DL-DVI-I×1、DVI-D×1、DisplayPort×1。補助電源は6ピン×2。