女優の真矢ミキが、12月22日(21:00~23:18)に放送される関西テレビ・フジテレビ系スペシャルドラマ『黒蜥蜴』(くろとかげ)で、世界を股にかける女怪盗を演じることが19日、分かった。
同作は、作家・江戸川乱歩の生誕120周年・没後50年を記念して、乱歩の名作をドラマ化。真矢演じる女怪盗・黒蜥蜴と、渡部篤郎演じる警視庁副総監・明智小五郎が、クリスマスにお宝をめぐって、激しい頭脳戦を繰り広げる。
今回は、乱歩の退廃的な世界観を守りながら、2015年の現代版にアレンジするため、衣装や髪型について、監督やスタイリストと、こだわりを持って決めたといい、真矢は「こんなに時間をかけさせていただいたのは、今までで初めてです!」と驚く。妖艶な黒の衣装の中に、さまざまなアイデアが組み込まれているという。
初共演の渡部には「すてきですねぇ。映像では何度も見させていただいていましたので、渡部さんが演じる明智を楽しみにしていました」といい、実際に共演して「自分が考えていた演技をガラッと変えてもいいかもしれない、そんな発見をくださる方です」と信頼を寄せている。
その渡部は、真矢を「とても華やかな方で、作品に対しても誠実に向き合っていらっしゃいます」と評価。明智小五郎の役にも「大変光栄に思っております」と語っている。
関西テレビの安藤和久プロデューサーは「これまでも、その時代時代を代表する大女優の方々が『黒蜥蜴』を演じてきましたが、平成27年の今、この歴史ある『黒蜥蜴』を演じるなら、この方しかいない。この方の『黒蜥蜴』をぜひ見たい」という思いで、真矢に出演を依頼。実際に衣装をまとった真矢を見て「われわれの期待を上回るインパクトでした。妖艶で、上品で、美しい…言葉では言い表せないほどすてきです」と絶賛している。