多種多様な候補から自分好みの端末を選択でき高度なカスタマイズが可能、それがAndroidの魅力であり強みです。しかし、その自由度の反面わかりにくさを指摘されることも少なくありません。このコーナーでは、そんな「Androidのここがわからない」をわかりやすく解説します。今回は、『Androidの有名なイースターエッグって?』という質問に答えます。
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そもそもイースターエッグとは、キリスト教の復活祭で飾りを施した卵を見つけ出す"宝探し"の一種です。それが転じてパソコン/スマートフォンでは、ソフトウェアに仕掛けられた通常の方法では見つからない機能を指します。開発者のいたずらであり不要な機能ですが、遊び心を感じさせる仕掛けとしてユーザの話題になることがあります。
Android OSにもイースターエッグが仕掛けられており、v2.3以降歴代のバージョンで存在が確認されています。一般的に、イースターエッグは発見されにくいよう巧妙に隠ぺいされるため、面倒な手順を踏まないと出現しないものですが、どのバージョンのAndroid OSも『設定』→「端末情報」に表示されるバージョン番号部分を連打すると出現します。
イースターエッグはバージョンごとにデザイン/内容が異なり、Android 5.0(Lolipop)では色が変わる棒キャンデー、Android 4.4(KitKat)ではチョコレート菓子を連想させる画像が現れます。Android 4.0(Ice Cream Sandwich)はクッキーに挟まれたドロイド、Android 4.1(Jelly Bean)はゼリービーンズが表示されます。
Android OSのイースターエッグは、毎回"気合い"が入っています。KitKatの場合も、Androidロゴを長押しすると、菓子をタップして消していくパズルゲームが現れます。Lolipopの場合、棒キャンデーをタップすると色が変わるだけでなく、長押しするとFlappy Birdに似たミニゲームが始まります。最新のAndroid 6.0 Marshmallowは……すべてを明かしてしまうのも興ざめな話ですから、あとは実際に操作したときのお楽しみとしましょう。