JR東海は19日、東海道新幹線における車内改札方法の変更について発表した。次回のダイヤ改正から、グリーン車・指定席での車内改札が原則省略される。自由席は引き続き、車掌がきっぷを直接確認しての車内改札が行われる。
東海道新幹線では現在、車掌が乗客のきっぷを直接確認し、券面に証明印を押す方法で車内改札が実施されている。JR東海の発表によれば、2001年に導入した「エクスプレス予約」(乗車直前まで予約内容の変更が可能)の利用者が増えていることに加え、車掌携帯端末が改修されたことで、利用状況をより正確に把握できるようになったことから、車内改札の方法が変更されることになったという。
これにより、グリーン車・指定席できっぷの券面に記載された座席を利用した場合、原則として車内改札が省略されることに。きっぷの券面と異なる座席を利用していた場合はこれまで通り、車掌が直接きっぷの確認を行う。学生割引やジパング割引など、使用資格が限定される各種割引きっぷを利用した場合も、車掌が証明書などの提示を求めることがある。