京都丹後鉄道(北近畿タンゴ鉄道が施設保有、WILLER TRAINSが運行)の特急車両「丹後の海」の21日以降の運行スケジュールが公開された。京都駅発着の特急列車「はしだて」または「まいづる」として、JR山陰本線への直通運転が実現する。

京都丹後鉄道「丹後の海」。11月12日に内覧会も行われた

「丹後の海」は水戸岡鋭治氏の設計・デザインで、「タンゴディスカバリー」車両(KTR8000形)を改造。「海の京都」をイメージした藍色メタリック仕上げの外観や、車体の各所に配置された金色のシンボルマークとロゴタイプ、フリースペースも設けた木目調の車内空間などが特徴となる。11月13日から営業運転を開始し、11月16日まで丹鉄線内を走る特急列車などに使用。11月17~20日は検査運休とされている。

11月21日から奇数日・偶数日で異なる運行ダイヤに。奇数日は西舞鶴駅6時17分発の豊岡行普通列車に使用された後、特急「はしだて」として豊岡~京都間(豊岡~久美浜間は快速列車)を往復。京都駅20時37分発の特急「はしだて9号」のみ宮津行となり、宮津駅に22時29分に到着した後、同駅22時33分発の快速列車となって西舞鶴駅へ戻る。偶数日は特急「まいづる」として、東舞鶴~京都間を2往復する。

特急「はしだて」「まいづる」は現在、上下各2本がKTR8000形での運転(京都~綾部間で併結運転)となっている。11月21日以降、奇数日は「はしだて」、偶数日は「まいづる」が「丹後の海」車両となり、京都駅へ乗り入れることに。今回公開されたダイヤで当面運行される予定だが、運行ダイヤは変更される場合があるとのこと。「丹後の海」については、今月デビューした1編成2両に続き、今年度中に1編成2両が追加導入される予定となっている。