楽天はこのほど、旅行予約サイト「楽天トラベル」にて、「和歌山県を旅した人が選ぶ! 和歌山県・旅めしランキング」を発表した。 同ランキングは、2014年7月15日~2015年7月15日の期間中、同サイト利用で和歌山県に宿泊した人(同県居住者は除く)を対象に実施したアンケート653票の結果をもとに算出された。アンケート期間は7月23日~27日。
1位となったのは、地元では「中華そば」と呼ばれ親しまれているという「和歌山ラーメン」。スープは豚骨醤油がベースで、醤油が強い"あっさり系"と豚骨が強い"こってり系"で種類が二分されるが、全国的には"こってり系"が「和歌山ラーメン」として認知されていることが多いという。かつて路面電車が走っていた道沿いには、屋台発祥のラーメン店を多数見つけることができるとのこと。
2位には「クエ鍋」が選ばれた。クエは天然の漁獲量が少なく、"幻の魚"と称されることもある高級魚。鍋にすると、脂が乗った白身やゼラチン質が含まれた皮やアラがだしと合わさり、凝縮した旨味となるという。漁港に面した宿泊施設などでは夕食のコースに含まれることも多く、他のエリアよりも安価に楽しめることもある。
3位の「めはり寿司」は、もともと山仕事の弁当として作られた料理で、高菜の漬物で白米を包んである。子供の頭ほどもある大きさのため、「目はり 口はり」してかぶりついたことが名前の由来とされている。最近では小ぶりなものも提供され、米の中に入れる具も、しそ昆布やひじきなどバリエーションが増えている。
また、8位には「精進料理」がランクインした。魚介や肉類を使用せず穀物や野菜を主としたメニューで、高野豆腐や野菜の煮付けなど、素材の味を生かした味わいが特徴。現在では開創1,200年を迎える高野山に点在する宿坊で楽しめるとのこと。
なお、同ランキングの詳細は公式サイトにて公開されている。