アイペット損害保険はこのほど、ペットが夫婦関係に与える影響について調査を実施し結果を発表した。調査は11月2日、犬・猫の飼い主である20代以降の既婚者544名(男性263名、女性281名)を対象にインターネットで行われた。
ペットを飼うタイミングは「結婚10年以上」が最多
調査ではまず、結婚してからどれくらいで現在のペットを飼い始めたのか尋ねたところ、最も多かった回答は「結婚してから10年以上(43%)」だった。次いで「5年以上10年未満(15.8%)」「1年以上3年未満(13.1%)」と僅差で続き、結婚してすぐよりも、ある程度時間がたってからペットを迎え入れる人が多いことがわかった。
ペットをきっかけに「夫婦の会話」が増加
次に、ペットを飼い始めてからの夫婦間に生まれた変化について教えてもらったところ、7割超が「会話や話題が増えた(71.1%)」と回答し、ペットを飼い始めることによって夫婦に共通する話題が増えることが明らかとなった。
また、次点の「笑う回数が増えた(50.3%)」という回答の中には、「夫婦でリビングにいる時、なんとなく近寄ってきて甘えるしぐさに思わずお互いくすっと笑ってしまう」(40代女性)といったほほ笑ましいエピソードも見られたほか、「けんかの修復が早くなった/(回数が)減った(31.7%)」「一緒に出かける機会が増えた(27.2%)」など、ペットをきっかけにさまざまな変化が生まれている様子がうかがえた。
ペットのおかげで仲直り!?
次に、夫婦げんかをしたときのペットの反応について調べた結果、最も多かった回答は「物陰から様子を窺っている(27.9%)」で、次いで「仲裁しようとする(23.0%)」「無反応(22.1%)」と続いた。
「夫婦げんかをして大声を出すと、怒って飛び込んでくる」(60代女性)という勇敢なペットがいる一方で、無反応や逃げ出したりするペットもいるようだが、「(争いをして)私が泣き出すと、必ず心配そうな顔ですり寄ってくるペットの姿を見て夫が言い過ぎたと反省する」(40代女性)、「争いをしていてもペットのふとした行動から笑顔がこぼれ、仲直りすることがある」(30代女性)など、寄せられたコメントからは、仲直りのきっかけにペットの存在が一役買っていることが窺えた。
ペットの存在は「夫婦円満に良い影響」アリ
最後に、「ペットの存在は夫婦円満に良い影響を与えると思いますか?」と尋ねたところ、82%が「そう思う」と回答した。さらに、ペットと夫婦円満の関係について詳しく聞いたところ、「妻がペットによって癒やされている光景を見ると、自分の代わりを演じてくれているのだと(ペットに)感謝する」(60代男性)、「ペットの思わぬ行動に癒やされる感覚を夫婦で共有できていい」(50代男性)、「夫婦どちらが(ペットを)かわいがっているかを言い合う」(40代男性)といった声が寄せられた。