プロクター・アンド・ギャンブル・ジャパン(P&G)はこのほど、20~50代のママ400名を対象に「冬の衣類ケア」と「大掃除」をテーマとした実態調査を行い、その結果を発表した。
まず、「忘年会・飲み会後の衣服のニオイ」ついて聞いたところ、87.5%のママが「帰宅後、自分の衣服のニオイが気になる」と答え、さらに「翌日も気になる」という人は81.0%に及んだ。一方、夫の衣類のニオイについて聞いたところ、「帰宅後に気になる」人は88.5%、「翌日も気になる」人は84.8%という結果になった。特に気になるのは「たばこのニオイ」(76.9%)が最も高く、続いて「焼肉など食べ物のニオイ」(66.4%)や「お酒のニオイ」(53.2%)など、忘年会特有のニオイ悩みが上位にあがっている。
洗いにくい衣類のニオイケアについて聞いたところ、「飲み会が続くからケアしきれない」(70.8%)、「毎回クリーニングに出すわけにもいかないからニオイケアに困ることがある」(69.8%)と回答したママは多く、年末の忙しいママ事情を反映する結果となってる。
大掃除に関する調査では、92.3%のママが「大掃除をしている」と回答。大掃除における意識について聞いたところ、97.5%のママが「できるだけ効率的に済ませたい」と思っていることがわかった。一方で、80.3%のママが「スピードだけを追い求めて、質を落としたくない」と思っており、同社は「年に1度の大掃除を効率と質を両立させたいと思うママが多いことが分かった」と分析している。
また、忙しいママが、どのように大掃除の時間をつくろうとしているのかを聞いてみると、「集中して1日ですませたい」(64.0%)と回答した人と「何日かに分けて少しずつしたい」(54.0%)と回答した人は、ほぼ二分した結果となっている。
大掃除に関するストレスを聞いた質問では、「満足いくまで大掃除をできたことがない」(82.3%)、「普段こまめに掃除ができれば大掃除も楽なのに、と後悔することがある」(85.8%)との答えが寄せられている。さらに、「大掃除がスマートにできず、あきらめてしまいそうになることがある」と回答したママは79.0%におよび、同社は「多くの忙しいママが大掃除のストレスに苛(さいな)まれていることがわかった」とコメントしている。
同調査は10月8日と9日、20~50代の週3日以上働く子どもをもつ女性400人(各世代均等割付)を対象に、インターネットによるアンケートによって実施された。