毎日使っている洗い用スポンジ (たわし)。汚れたりしぼんだりして新しいものと取り換えたいけど、買い置きしてなかった……そんな時は、使いかけのアクリル毛糸で "エコたわし" を作りましょう。
材料
・アクリル100パーセント毛糸 1玉
毛糸で作るたわしは、たくさんの種類がインターネットでも紹介されています。どれも可愛らしいのですが、毛糸を上手に編めるかが心配です。
編み物経験があっても、筆者は最後まできちんと編めるか心配でしたので、編まないタイプのたわしを作ってみました。完成までの時間も短く (3分ぐらいで作れます!)、編み棒も必要ありません。
使用する毛玉は1玉ほどあれば十分です。作るたわしの大きさによって毛糸の使用量は変わりますが、手のひらサイズのものであれば、毛糸一玉でたわし2個ほどは作れそうです。
セリアに可愛らしいミックス調や単色の毛玉がたくさん用意されていましたので、その中から選んで購入しました。材料費は毛糸代のみです (色味が可愛らしかったため、見本も兼ねて2つ並べて写真を撮っています)。
セリアで販売されている毛糸の中には、アクリル100%のものだけではなく、ウール混紡のものもあります。帯に書かれている素材を一度確認してから購入しましょう。
ウール混紡でも作だけなら問題ありませんが、食器などを洗う時に細かなウール毛が張り付いてしまうかもしれませんので、アクリル製の毛糸を選んでいます。
作り方
いよいよ作り始めます。
端を10cmほど残して、毛糸をぐるぐる手に巻きつけていきます。自分の手の幅がたわしの横幅になりますので、小さいものを作りたい時は指を使って巻き取るなど、大きさはお好みで作ってみてください。
以下の写真は手に20回ほど巻き付けた状態のものです。たわしのボリュームは毛糸を巻く回数で調整できます。20巻きではまだボリュームが少なく感じますね。
手に引き続き毛糸を60回ほど巻き付けて手から外しました。ふんわりとしっかりボリュームが出ています。
巻き付けた毛糸の中心あたりで、最初に残しておいた毛糸の端を使って縛ります。ここをゆるく結んでしまうと、たわしを使っている最中にほどけて壊れてしまうので、ギュッときつめに巻き付けましょう。
中心でしばった毛糸の端をギュッときつくかた結びします。2~3回固結びをして外れないようにしておきます。固結びした後は、余分な毛糸をカットします。長めに残っている場合は、たわしを引っかけたり持ち手にしたりできるように輪っかにしておいてもいいでしょう。
ふわりもこもこしたアクリル毛糸たわしが完成です。
毛糸が輪っかになった部分をハサミで引っかけるように切ると、ポンポンのオーナメントのような形になります。ボリュームのあるたわしだと細かい所やコップの底を洗いづらかったのですが、これなら毛先が広がって細かい部分も洗えるようになりました。
わが家は猫がいるので、猫がうっかりなめてしまいそうな (漂白剤のように放置して洗浄するタイプの) 洗剤はなるべく使いたくありませんでした。このアクリルエコたわしを使って数度汚れの気になる部分をこすると、力をさほど入れなくてもキレイになりました。
透明のガラスコップは、他の物を洗ったスポンジを使うと白く濁ってきてしまうのが気になっていました。サッとこすれば水だけでも十分にキレイになります。ガラスコップ専用のたわしとしては最適です。
他にもコーヒーカップや油汚れのひどくない食器類なら、洗剤なしでキレイにすることができました。
編み棒などは一切使わずに、手に巻きつけるだけで簡単に作ることができる、アクリル毛糸たわし。食器洗浄用として、また殺風景なキッチンの色どりアイテムとしてもオススメです。
執筆: 竹林みか (ベル・エキップ)
猫と小銭稼ぎをこよなく愛す主婦ライターです。
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