本田技研工業(ホンダ)は18日、2015年ロサンゼルスオートショーにて北米向け新型「シビック クーペ」を世界初披露したと発表した。
北米で10代目となる新型「シビック」シリーズは、デザイン・走行性能・燃費から快適性・安全性まで、「すべての領域で妥協することなく新たに開発されました」(ホンダ)とのこと。「シビック セダン」に次ぐ第2弾となる「シビック クーペ」は、セダンよりさらに低いルーフライン、短いリアオーバーハングのファストバックスタイル、特徴的なLEDテールランプなど、デザインにおいてスポーティさをさらに追求している。
車内も従来モデルを上回る広さを備え、上質なデザインと充実した装備で快適さをもたらす一方、ヒップポイントを低くするなどスポーティなイメージも生み出した。
セダンにも採用された174馬力を発揮する1.5リットル直列4気筒DOHC直噴ターボエンジンと、158馬力の2.0リットル直列4気筒DOHC i-VTECエンジンの2種類の新開発エンジンを採用。いずれも従来の「シビック」を超える力強さとレスポンスの良さ、コンパクトクラスではトップレベル(ホンダ調べ)となる燃費性能を実現した。先進の安全運転支援システム「Honda SENSING」も取り入れ、コンパクトクラスに新たな価値を提供する。
北米向け新型「シビック クーペ」は2016年3月に発売される予定。「シビック セダン」「シビック クーペ」ともに米国・インディアナ工場とカナダ・オンタリオ工場で生産される。新型「シビック」シリーズはセダン・クーペの他にも、北米初投入となる5ドアをはじめ、スポーティモデル「Si」や「TYPE R」が設定され、今後順次発売される。5ドアの生産は英国・スウィンドン工場にて行われるとのこと。
ロサンゼルスオートショーは11月17~19日のプレスデーを経て、11月20~29日に一般公開。ホンダは新型「シビック クーペ」をはじめ、東京モーターショーで世界初披露された新型燃料電池自動車「クラリティ フューエル セル」市販予定車も展示している。