JR東海、名古屋鉄道、愛知環状鉄道、名古屋市交通局は17日、優先席付近における携帯電話使用マナーの変更について発表した。各社局とも12月1日以降、「優先席付近では、混雑時には電源をお切りください」に案内内容が変更される。
優先席付近の携帯電話使用マナーに関して、関東・甲信越・東北地方の鉄道事業者37社局は10月1日から案内内容を変更している。これに続き、名古屋近郊の鉄道事業者4社局も、総務省「各種電波利用機器の電波が植込み型医療機器へ及ぼす影響を防止するための指針」の改正(2013年1月)、スマートフォンの普及に代表される昨今の携帯電話の利用形態の変化を理由に、携帯電話使用マナーの案内内容が見直されることになった。
JR東海の在来線普通列車(快速・新快速なども含む)、名古屋市交通局の地下鉄・市バスをはじめ、各社局ともこれまで「優先席付近では、携帯電話の電源をお切りください」と案内していたが、12月1日から「混雑時には」を追加した内容に。「『混雑時』とは、お客さまの体同士が触れ合う程度に混雑している状況を指します」(名古屋市交通局)と説明している。
車内放送に加え、自動放送の内容も12月以降、順次変更される予定。優先席付近でのステッカー掲出、駅および車内でのマナーポスター掲示なども予定されている。