本田技研工業(ホンダ)の英国現地法人であるホンダモーターヨーロッパ・リミテッドは現地時間の16日、イタリア・ミラノで19日~22日の期間に一般公開される「EICMA2015(ミラノショー)」に出展する二輪車を発表した。

今回は、アドベンチャーモデルの今後のデザインの方向性を示すコンセプトモデル「シティ・アドベンチャー・コンセプト(City Adventure Concept)」を世界初公開するほか、モデルチェンジを図ったミドルクラス6車種と「CRF1000L Africa Twin」を含む、2016年モデルのフルラインアップも発表した。

「シティ・アドベンチャー・コンセプト(City Adventure Concept)」

シティ・アドベンチャー・コンセプトは、アドベンチャーモデルの今後のデザインの方向性を示すコンセプトモデル。市街地でのライディングにもアドベンチャーのスピリットを取り入れたほか、同社独自のテクノロジーを進化させながら、より豊かなライフスタイルの方向性を提案する。

「CB500F」

「NC750S スペシャルエディション」

ニューモデルでは、500ccシリーズとして、ネイキッドスタイルの「CB500F」、スポーティーさを強調した「CBR500R」、クロスオーバースタイルの「CB500X」を出品。それぞれがスポーティーな走行性能に加え、ライダーを主眼に置いてさまざまな熟成を図っている。

750ccのニューミッドコンセプトシリーズ「NC750S」「NC750X」「インテグラ」の3車種はモデルチェンジを図り、スタイリングを一新したほか、EURO4の排出ガス規制値に対応。「デュアル・クラッチ・トランスミッション(DCT)」には、「Sモード」で3段階のレベルを選択できるプログラムを搭載した。

CRF1000L Africa Twinは、「XRV750 Africa Twin」のオールラウンドな走行性能と快適なツーリング性能、普段使いでの機敏なハンドリングと本格的なオフロード性能にさらなる磨きをかけるため、最先端のテクノロジーを投入したモデル。コンパクトに設計した新開発の998cc直列2気筒エンジンを、タフさとフレキシビリティを兼ね備えた軽量なフレームにマウントし、エンジン回転数の全域においてクイックなレスポンスを実現した。