高島屋は11月より、利用頻度の高い訪日外国人客を対象としたVIP会員証「TAKASHIMAYA PREMIUM SHOPPER'S CARD」の発行を開始した。これにより、百貨店ならではのサービス提供や、「One to One」のアプローチによる情報発信を行っていくという。

「TAKASHIMAYA PREMIUM SHOPPER’S CARD」(出典:高島屋Webサイト)

訪日外国人富裕層をおもてなし

同会員証は、1回当たり100万円以上購入する訪日外国人客が対象。対象店舗は、大阪店、京都店、日本橋店、横浜店、新宿店の5店舗で、各店舗の売場や免税カウンターで発行する。同社広報は「訪日外国人富裕層のお客様にリピートしていただきたい」と話している。

サービス内容は、コンシェルジュ、通訳予約サービス、優先免税手続きサービス、商品取置きサービス(商品限定)、買上商品の宿泊ホテルデリバリーサービス(対象ホテルのみ)、買上商品の空港デリバリーサービス(大阪店、新宿店のみ)、5%優待サービス(一部商品、売り場を除く)となっている。

高島屋では、都市部の大型店を中心に多くの訪日外国人客が来店し、上期(2015年3月~8月)の免税売上は、前年同期比で約3.3倍と大幅に伸びているという。