お菓子を手作りしたいけど、上手にできるかわからない。そんなぶきっちょさん必見のシュークリームシューの作り方です。生地は電子レンジで下ごしらえし、卵は全卵を使って白身もムダにしません。しぼまない失敗知らずの方法です。
材料
・薄力粉 40g
・強力粉 10g
・卵 2個
・油分 (バター・マーガリン・サラダ油など) 40g
・水または牛乳 100cc
シューを作る時、材料を混ぜる手順が面倒で、焼き上げた後にしぼんでしまうのが悩みという人もいるでしょう。ここで紹介する作り方を手順通りに行えば、ぷっくり膨らんで少しかためのしぼまないシューを作ることができます。
ここで紹介する「しぼまないシュー」の特徴は、少し硬めのシューに仕上げるために強力粉を10gほど混ぜるところです。パリッとした少しハードなシューが完成します。もちろん薄力粉だけでもサクッとした食感のシューが作れます。 すべての材料を冷蔵庫から出して常温に戻しておきます。常温に戻しておくと生地を混ぜるのがラクになるだけでなく、なめらかに仕上げることができます。小麦粉は計量してふるっておきましょう。卵は溶いておきます。
作り方
最初に、ふるった小麦粉を小さじ1杯と油分 (ここではマーガリンを使用します)、水分 (牛乳を使用しています) を入れて、ふんわりとラップをかぶせて、電子レンジで3分30秒チンします。
チンした材料はとても高温でグツグツと沸騰していますので、やけどに注意して取り出して……
この中に残りの小麦粉を入れます。
小麦粉を入れると「ジュワー」と音がするほど高温になっています。ミトンやふきんを使ってやけどをしないように気を付けながら、ダマがなくなるまでしっかりと小麦粉をなじませてください。
小麦粉を混ぜ込み、なめらかになった生地をレンジで20秒加熱し、手早く混ぜる……という作業を3回繰り返します。ツルンとして表面がなめらかになればOKです。
レンジでチンした生地に、3~4回に分けて溶き卵を混ぜ込みます。少量ずつ溶き卵を入れるのですが、その都度きちんとなじませておくようにしましょう。すると、もったりとしてツヤがある生地が完成します。
キッチンペーパーを敷いた天板に、スプーンで生地を置いていきます。ここで紹介した分量だと、およそ10個分のシューを作ることができます。
取り分けた生地は、押さえつけずに高さを出しておくと膨らみやすくなります。
取り分けた生地は手に水をつけて形成し、つまようじを使って軽く十字に印を付けます。この切れ目の部分でシューが割れたようにキレイに膨らみます。
オーブンを190℃で余熱を行っておき、同じく190℃で30分焼きます。オーブン内の温度が急に下がると生地がキレイに膨らまなくなってしまうので、焼き始めたら決してオーブンを開けないこと。
焼き終わったら天板を取り出し粗熱を取ります。オーブンに入れたまま冷えるのを待つ必要はありません。この段階で生地がパリッとした仕上がりになります。
コロンとしたぷっくり膨らんだシューが完成しました。写真のように、中にはキレイに空洞ができ、クリームをたくさん詰められそうです。
この方法なら電子レンジを使って手早く生地を準備でき、しっかりふくらむシューが完成します。ポイントは、材料を混ぜる工程でそれぞれきちんとなめらかになるまで混ぜこむことです。何度も加熱しますので、くれぐれもやけどに注意して作ってみてください。
執筆: 竹林みか (ベル・エキップ)
猫と小銭稼ぎをこよなく愛す主婦ライターです。
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