日本ギガバイトは14日、東京・秋葉原のe-sports SQUARE AKIHABARAで、オンラインゲーム「League of Legends」の大会「GIGABYTE CUP 3」を開催した。3回目となる今回も会場には多数のプレイヤーがつめかけ、熱戦が繰り広げられたほか、プレイヤー以外の観客も多く、「League of Legends」への関心の高さも伺わせた。
League of Legends(LoL)はMOBA(Multiplayer Online Battle Arena)と呼ばれるジャンルに属し、現在世界で最もプレイヤー数が多いとされる人気のストラテジーゲームだ。海外では高額な賞金が用意された大会も頻繁に開催されている。日本国内でもゲーミングチームによるプロリーグが発足したことに加え、日本サーバー設置に向けてモニタリングテストも実施されており、注目度が高まっている。
これまでの大会に引き続き、事前に定員30名でプレイヤーを募集。集まった参加者を5名ずつ、6チームに分け、3チームごとのブロック戦を行う。各ブロックの勝者で決勝戦を行い、最終的な優勝チームを決める。ちなみにチームはそれぞれプレイヤーランクが均等になるように振り分けられていた。
さて、今大会はプロ・セミプロのゲーミングチームに所属するプレイヤーが参加できなくなった。過去大会ではゲーミングチームのプレイヤーが活躍していただけに、大きな違いだ。とはいえ、参加者のランクを見ると「PLATINUM」が最も多く、「DIAMOND」も各チームに1人はいるといった様子で、ハイレベルな戦いが期待できそうなチーム分けとなった。
また、11月11日にパッチが当たり、アイテム効果の変更や各チャンピオンの調整が入り、ゲームバランスが変化している。この辺りも気になるところとなっている。各プレイヤーにとっては、変更点を実際の大会で試せるいい機会となったのではないだろうか。
予選リーグでは熱戦が繰り広げられた
さて、ここからは会場のスクリーンで観戦できた試合の様子を紹介する。まず1回戦はDemaciaチーム対Noxusチームの勝負となった。解説を務めた「DetonatioN FocusMe」のKazu選手からは、序盤はDemacia有利とのコメントがあったが、その通り、序盤はDemaciaが優勢に試合を進めたが、中盤以降にNoxus側のチャンピオンが育ってくると形成は逆転、終盤はNoxusが圧倒して勝負が決まった。
2回戦はDemaciaチーム対Ioniaチームの一戦。DemaciaがBotレーンで2キルを取り、そのままDemaciaが試合を有利に進めた。中盤にMidレーンでたびたび発生した集団戦では両チームともにキルを稼いだが、DemaciaがDragonやBaron(いずれも倒すと強力なパワーアップ効果が付与される)を取り、そのままの勢いでIonia側の陣地に攻め込んで勝者となった。
予選最終試合はKinko対Wuju。15分過ぎまでは一進一退の攻防が続くが、中盤以降の集団戦ではKinkoが有利な形でKillを稼ぎ、差が開き始める。しかし、Wuju側も徐々に巻き返し長期戦の様相に。最後は集団戦が発生している隙をついてKinkoがWuju側のNexus(本拠地)を破壊して電撃的な幕切れとなった。
開始15分くらいまでは一進一退の攻防となる。中盤にKinko(青側)が集団戦を制してリードしたと思いきや、Wuju(赤側)も巻き返して長期戦に。最後は集団戦の隙を突く形でKinkoが相手の拠点を破壊して勝負を決めた |
会場にはGIGABYTE製品も展示
会場にはGIGABYTE製品も展示されていた。前大会では直前にIntel X99搭載マザーボードの発売もあり、どちらかといえばハイエンドよりだったが、今回はミドルレンジ中心の展示だったように思われる。試合の合間にはMCを担当したコスプレイヤーのみそしるさんによる紹介も行われた。
決勝は一方的な展開に
各ブロックの予選を勝ち抜いて、決勝に進んだのはNoxusとHITEN。序盤からNoxusが有利な展開。数的優位な状況を作り、Killを稼いでいく、そのままなすすべもなく勝負が決まった。
閉会式では、日本ギガバイト ディレクター中村広志氏が登壇。「各試合を観戦していましたが、白熱して面白い試合を見せていただきました。GIGABYTEは今後もゲーミングやe-sportsに注力して取り組んでいきます」とコメントし、優勝チームに10万円、準優勝チームに5万円を贈呈した。