説明書を読まなくても使い方がわかるのが、iPhoneの魅力であり強みです。しかし、知っているつもりでも正しく理解していないことがあるはず。このコーナーでは、そんな「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」をわかりやすく解説します。今回は、『昔のケータイのように、未読メールを光で教えてくれないの?』という質問に答えます。
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iPhoneにも、LEDフラッシュでメールの到着を繰り返し知らせてくれる機能があるにはありますが、かつて一世を風靡した日本のフィーチャーフォン(通称「ガラケー」)のようには動作しません。
まず、iOSではLEDフラッシュ通知がオプション扱いです。『設定』→「一般」→「アクセシビリティ」画面にある「LEDフラッシュ通知」スイッチをオンにしないかぎり、光で通知してくれることはありません。LEDフラッシュ通知はスリープ/ロック状態のときのみ有効ですから、iPhoneを使用中は動作しない点にも注意が必要です。
メールの着信をLEDフラッシュで繰り返し通知してくれるアプリは『メッセージ』のみ、ということにも注意が必要です。『メール』などiCloudメールやその他のパソコンメール(POP3/IMAP)を扱うアプリも、通知機能を有効にしていれば着信を光で知らせてくれますが、着信があったとき1度かぎり、しかも前述のとおりスリープ/ロック状態のとき限定です。
『メッセージ』の初期設定では、繰り返し通知は「しない」に設定されていますから、未読であるかぎり知らせるようにするには設定変更が必要です。『設定』→「通知」→「メッセージ」の順に画面を開き、「通知を繰り返す」項目で回数(最大10回)を指定しておかなければなりません。フラッシュする間隔は2分で固定、光量の加減はできないためかなりまぶしいものになります。
つまり、SMS/MMSのいわゆるキャリアメールは光で知らせてくれても、未読があるかぎりさりげない光で繰り返し教えてくれるかつてのフィーチャーフォンとは機能がだいぶ異なります。LEDフラッシュ通知にこだわらず、ロック画面に通知を表示するよう設定しておくなどiOSの仕様に適応するほうが現実的でしょう。