近畿日本鉄道はこのほど、年末年始の臨時列車・運転区間延長列車の概要を発表した。2015年12月31日から2016年1月11日までの12日間、大阪地区で543本、名古屋地区で276本、計819本の臨時列車を運転。大みそかから元旦にかけての終夜運転も行う。
大阪・京都・名古屋から伊勢・鳥羽方面へ、特急列車による大みそか終夜運転も実施。大阪難波駅から30~70分間隔(宇治山田・鳥羽行17本)、大阪上本町駅・大阪難波駅へ20~40分間隔(鳥羽・五十鈴川発16本)で特急列車が運転される。京都駅発着の特急列車は60~120分間隔(京都発5本・京都行4本)、近鉄名古屋駅発着の特急列車は20~60分間隔(近鉄名古屋発15本・近鉄名古屋行14本)の運転となる。
京都駅発着の特急列車は、伊勢・鳥羽方面の他に橿原神宮前行(3本)や近鉄奈良・橿原神宮前発(6本)も設定され、ともに60~120分間隔で運転。南大阪線も大阪阿部野橋~橿原神宮前間にて、60分間隔で特急列車の終夜運転を行う。
大みそかの終夜運転や最終列車繰下げ・始発列車繰上げは各路線で実施
大阪線では、快速急行・急行も大みそかから元旦にかけて伊勢・鳥羽方面へ60分間隔で終夜運転を実施。大阪上本町駅から宇治山田・五十鈴川駅へ9本、名張駅・青山町駅へ2本、鳥羽駅・五十鈴川駅・宇治山田駅から大阪上本町駅へ10本の列車が設定される。大阪線・奈良線で普通(一部区間準急)による終夜運転も行われ、大阪上本町~榛原・名張間で30分間隔、大阪難波~石切・大和西大寺・近鉄奈良間で15~30分間隔の運転となる。
普通による終夜運転は田原本線を除く大阪地区の各路線で実施。京都線・橿原線は20~40分間隔、南大阪線・けいはんな線・信貴線・道明寺線・天理線は約30分間隔、長野線は30~40分間隔、御所線は30~50分間隔、生駒線は60~90分間隔で運転される。生駒ケーブル鳥居前~宝山寺間と西信貴ケーブルも大みそか終夜運転を行い、生駒ケーブル宝山寺~生駒山上間と葛城山ロープウェイでは1月1日の早朝5時台から臨時便が設定される。
名古屋地区も湯の山線を除く各路線で終夜運転などを行う。近鉄名古屋駅発着の伊勢・鳥羽方面の急行が60分間隔で運転され、近鉄四日市・冨吉方面の準急も近鉄名古屋発・近鉄名古屋着ともに3本ずつ設定。普通による終夜運転も名古屋線・山田線を中心に行われ、鈴鹿線・鳥羽線・志摩線でも最終列車繰下げ・始発列車繰上げが実施される。
1月1日以降も、大阪・名古屋から伊勢・鳥羽方面の特急・快速急行・急行を中心に臨時列車が設定され、一部列車で運転区間延長も。南大阪線では1月1~3日、大阪阿部野橋~橿原神宮前間で急行の臨時列車が1日あたり22本設定される。