プラネットはこのほど、消費財にまつわるトピックスを発信するニュースレター「Fromプラネット」の第24号として、トイレ掃除に関する意識調査の結果を紹介した。

上から「あなたのご自宅には何カ所トイレがありますか」「あなたのご自宅にあるトイレのタイプ・機能を全てお選びください(いくつでも)」

はじめに自宅のトイレの数と種類を調べたところ、「1カ所」と答えた人が最も多く61.7%、「2カ所」は34.4%で、3人に1人以上の人の自宅にトイレが2カ所あることが分かった。

続いて自宅のトイレのタイプ・機能を聞くと、「水洗・洋式トイレ」が86.3%で圧倒的1位となり、「水洗・和式トイレ」は4.1%とごく少数。また、「温水洗浄便座」を備えている人も33.7%で、かなり普及しているようだ。同社は「伝統的な和式トイレは少なくなって、家庭のトイレ事情が様変わりしていることがうかがえる」と分析している。

「あなたはご自身はどれくらいの頻度でトイレ掃除をしていますか」

次に、自身でトイレ掃除をする頻度を聞いたところ、最も多かったのは「週に1日」で26.4%、次いで「週に2~3日」の15.4%であったが、「毎日する」という人も10.0%で3位にランクイン。"週に1日以上"の数値を合計すると6割近くの57.2%で、「比較的まめに掃除をしている実態がうかがえる」という。

この結果を「毎日する」に注目して職業別に見ると、最も多いのは「専業主婦(主夫)」の21.1%。次に、「自営業」「定年退職」「パート・アルバイト」がいずれも12%台の僅差で続いた。その後は「会社役員・経営者」の8.4%で、「公務員」の5.5%や「会社員」の4.8%に比べても高い数値となっている。

「お勧めのトイレ掃除方法」について聞いたところ、「キッチン用の目の細かいスポンジ」「使い古しの歯ブラシ」など、トイレ掃除用以外の道具の活用を勧める回答が見られ、「重曹と酢」「米のとぎ汁乳酸菌」など、自然素材を使う裏ワザもあがった。また、「とにかくマメにやること」という回答も多く、そのためには「汚した本人に汚れを取ってもらうよう習慣づける」「いいことがあると思いながら掃除する」といった、状況づくりや動機付けも肝心だとしている。

最後に、「あなたの家のトイレのルール」について質問。多かったのは、"座ってする"というルールで、「尿はねによる汚れを取り上げたテレビ番組の影響もあるのか、もはや"男性も座ってする"は、家庭の常識になりつつあるのかもしれない」と考察。「破ったら1カ月トイレ掃除」「夫は立ってするので、自分で掃除してもらう」など、ルールは徹底的だという。

また、「ふたを閉める」も多かったほか、「汚したらすぐに拭く」「汚したら本人が掃除する」など、きれいに使うためのルールも目立った。同社は、「トイレと言えば"暗くて汚い"というイメージは昔のもの。現代のトイレは、明るく清潔で、居心地のいい場所に様変わりしつつあるようだ」とコメントしている。

同調査の出典は、インターワイヤードが運営するネットリサーチ「DIMSDRIVE」が実施したアンケート「トイレ掃除」で、調査期間は9月17日~10月2日、DIMSDRIVEモニター4,982人が回答している。