マイナビは12日、「マイナビ学生就職モニター調査」の10月活動状況結果を発表した。対象は2016年卒業予定の全国の大学4年生及び院2年生の1,365名。期間は10月28日~11月1日。
10月時点での内定保有者の9割、「現在入社予定先企業を決めている」
内定保有学生に対して「現在入社予定先企業を決めているか」を聞くと、95.2%が「はい」と回答した。
「入社予定先企業決定の判断材料となった情報」を聞いたところ、1位は「具体的な業務内容」(40.6%)だった。次いで、2位は「待遇に関する情報」(38.8%)、3位は「社内の人間関係や雰囲気・風土に関する情報」(36.0%)と続いた。
同項目について「入社予定先企業についての理解度」を聞いた。結果、理解度が5段階のうち「理解度4」以上と回答した割合は「勤務地に関する情報」(73%)が最多だった。以降、「企業の社風・企業文化についての情報」(60.9%)、「具体的な業務内容」(56.7%)が上位にあがった。
「就活に関して企業に改善して欲しいこと」を質問すると、1位は「選考結果に関わらず、きちんと通知して欲しい」(50.6%)だった。2位は「合否の理由を教えて欲しい」(44.6%)、3位は「採用スケジュールを公開して欲しい」(38.6%)と続いた。
「あなたの就職活動を漢字一文字で表すと何か」を聞くと、3年連続で1位は「楽」(7.55%)だった。次いで、2位は「苦」(4.84%)、3位は「迷」(3.52%)が上位にあがった。このほか、5位の「忙」、7位の「早」は調査開始以来初のランクインとなった。
トップ3の理由をみると、1位の「楽」では「滅多にない機会なので、楽しむことが重要だと思っていたため」(法政大学/理工学部)、「思っていたより楽だった。交通費支給で東京に何度も行く事が出来たので、就職活動のついでに観光できて楽しかった」(北海道大学/医学研究科)などが挙がった。
2位の「苦」に関しては、「例年と比べ、就職に関する期間等が変わり動きにくかった」(東京工科大学/コンピュータサイエンス学部)。3位の「迷」には、「不安に駆られて色々な業界を受けてしまった。迷走した」(東京大学/新領域創成科学研究科)などのコメントが寄せられた。