11月12日、マイクロソフトの12.3型Windowsタブレット「Surface Pro 4」が店頭発売となった。これに合わせ日本マイクロソフトは、「Surfaceアンバサダープログラム」登録メンバー向けのキックオフイベントを開催。Surface Pro 4のタッチ&トライやゲストのトークセッションなど、Surface Pro 4の魅力をアピールした。
Surfaceアンバサダープログラムは誰でも参加でき、日本マイクロソフトとともにSurfaceの魅力を世の中に発信していくことが主な目的だ。Surfaceアンバサダーに登録すると、メンバー向けのキャンペーンやワークショップ、各種イベントの案内が受けられる。今回のキックオフイベントも、その一環だ。
イベントが始まると、まずは日本マイクロソフトの三野氏がSurface Pro 4の特徴や魅力を軽やかに紹介。性能アップや薄型化、スタイラスペンの進化などを改めてまとめた。そして、そのままゲストを呼んでトークセッションへ。
登場したゲストは、イラストレーターのJB style氏、チームラボの堺大輔氏、壁画アーティストのフランキースィーヒ氏だ。3人とも日ごろのライフワークでSurface Proシリーズを使っているとのことで、「Surfaceをどんな風に使っていて、どんなところが便利か」を語ってくれた。
まずイラストレーターのJB style氏。アドビシステムズのPhotoshopやIllustratorでイラストを描ているJB style氏だが、「これまでマウスでしか描いてこなかった」と驚きの発言をすると、会場がどよめく。「Surfaceはペンが使いやすいので、ペンを使うようになった」とも。すると司会者から「じゃあ今ここで描いている様子を見せてください!」と向けられ、「無茶振りだな~」と言いながら作業を開始。なんと「10分くらい」で完成させるとのこと。
JB style氏が作業に取りかかると、トークはチームラボの堺大輔氏へ。常にSurface Pro 3を持ち歩いているという堺氏は、対人・対面の打ち合わせでSurface Pro 3がとても便利だという。「机の上に置いてみんなで見られるし、画面を自分のほうに向けて作業しているときでも、画面ごとくるっと回して相手に向けることが多い。自動的に画面の上下が入れ替わって相手が読めるようになるので、便利ですよ」(堺氏)。
続く語りは、壁画アーティストのフランキースィーヒ氏。壁画イメージの見えない"素"となる素材集めに余念がないという同氏は、やはりSurface Pro 3を常に持ち歩き、内蔵カメラで写真を撮ることが本当に多いという。「Surfaceで撮った写真をモチーフにラフ画を描いて、小型のプロジェクターで壁面に投影します。そのまま本番の"塗り"で仕上げることもありますね。Surfaceだけでほとんどの作業を完結できるので、とても助かってます」(フランキースィーヒ氏)。
そうこうしているうちに、JB style氏の即興イラストが仕上がった。作業中のIllustrator画面とイラストが会場の大画面に映し出されると、会場から歓声が。司会者が「これ本当に10分で描けるんですか!? 完成品を持ってきてたんじゃないですか?」と驚くと、JB style氏は「いやいや本当に描きましたよ」とこたえる。JB style氏のイラストは下記の写真を見ていただきたい。
JB style氏が10分で描き上げたイラスト。Illustratorの「鉛筆ツール」しか使わないと言うと、さらに会場が騒然。女性の髪にさりげなくWindowsマークを入れたり、「S4」(Surface Pro 4)を入れたりしている |
トークセッションのあとはフリータイム。Surfaceアンバサダーの方々は、会場に用意されたSurface Pro 4を思い思いに体験していた。なお、アトラクションとして「Surface Pro 4で描いたイラストでTシャツを作る」というコーナーがあり、素材のイラストを提供してくれたのはフランキースィーヒ氏。Surfaceアンバサダーが最後の仕上げをして、会場に持ち込まれた業務用の「Tシャツ制作機」で出力する。しかも、フランキースィーヒ氏が作業をアドバイスしてくれるというオマケ付きだ。限定25名ということもあって、アナウンスが流れると、あっという間に埋まってしまった。
メーカー主催のユーザー参加型イベントというのは、PC業界ではそれほど多くない(他業種と比べて)。今回のイベントも参加は抽選だが、今後も色々なイベントを開催していくとのことなので、興味がわいたらSurfaceアンバサダープログラムに登録してみてはいかがだろうか。