ASUS JAPANは11日、「Zen」シリーズ初となる液晶一体型デスクトップPC「Zen AiO」を国内発表した。23.8型、21.5型の2サイズに、CPUやグラフィックスが異なる計3モデルを用意する。発売は12月上旬。価格はオープン。店頭予想価格は税別99,800円から。
2015年6月のCOMPUTEX 2015で初めて登場し、2015年9月のIFA 2015に合わせ詳細が公開されていたが、今回、国内での販売が発表された。
「Zen」シリーズ同様、デザイン性を意識して作られた一体型PC。本体はアルミ削り出しのユニボディで、エッジ部にはダイヤモンドカット加工が施されている。スタンド部は「人」という漢字をイメージし、独特なデザインを実現した。本体カラーはクールゴールドで、同色のワイヤレスキーボードとマウスが標準で付属。OSはいずれもWindows 10 64bit。
なお、11日にはASUSが発表会を開催し、「Zen AiO」と同時発表された6型SIMフリースマートフォン「ZenFone 2 Laser (ZE601KL)」や、Android Wear搭載スマートウォッチ「ASUS ZenWatch 2」などを展示していた。
Zen AiO Z240ICGK
最上位モデル「Z240ICGK-I76700T」は、クリエイティブ用途を想定し、スペック面にも注力。23.8型ディスプレイに、3,840×2,160ドットの4K液晶を採用。CPUにはSkylake世代のIntel Coreプロセッサ、グラフィックスにNVIDIA GeForce GTX 960Mを搭載する。また、合計16Wの6つのスピーカー(2W×4、4W×2)を備え、独自のオーディオ技術「ASUS SonicMaster Premium」も搭載する。
主な仕様は、CPUがIntel Core i7-6700T(2.8GHz)、チップセットがIntel H110 Express、メモリが8GB、ストレージが1TB HDD、グラフィックスがNVIDIA GeForce GTX 960M 4GBなど。
通信機能は1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T対応有線LAN、IEEE802.11a/b/g/n/ac対応無線LAN、Bluetooth 4.0。インタフェースは、HDMI×2、USB 3.1 Type-C×1、USB 3.0×4、USB 2.0×1、SDXC対応メモリカードなど。
本体サイズはW585×D52~190×H434mm、重量は約7.3kg。店頭予想価格は税別229,800円前後。
Zen AiO Z220ICGK
ミドルモデル「Zen AiO Z220ICGK」は、21.5型ディスプレイを搭載する一体型PC。主な使用は、上位モデルから、CPUをIntel Core i5-6400T(2.2GHz)に、グラフィックスメモリを2GBに変更。また、液晶解像度は1,920×1,080ドットとなる。
通信機能は1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T対応有線LAN、IEEE802.11a/b/g/n/ac対応無線LAN、Bluetooth 4.0。インタフェースは、HDMI×1、USB 3.1 Type-C×1、USB 3.0×4、USB 2.0×1、SDXC対応メモリカードなど。
本体サイズはW534×D47~161×H401mm、重量は約6.2kg。店頭予想価格は税別159,800円前後。
Zen AiO Z220ICUK
スタンダードモデル「Zen AiO Z220ICUK」も、21.5型ディスプレイを搭載する一体型PC。主な使用はミドルモデル「Zen AiO Z220ICGK」とほぼ同等だが、メモリが4GBに、グラフィックスがIntel HD Graphics 530(CPU内蔵)に変更される。通信機能、インタフェース、本体サイズと重量も同等。店頭予想価格は税別99,800円前後。