ソフトブレーン・フィールドはこのほど、「夫婦関係」についての調査結果を発表した。調査は10月16日~22日、30代~40代の主婦を中心とする同社サービス登録の既婚女性会員を対象に行われ、545名(平均年齢45歳)の有効回答を得た。

結婚指輪をつけている主婦、36.5%

「結婚指輪について」

アンケートではまず、結婚指輪を普段もつけているか尋ねたところ、36.5%が「普段からつけている」と回答。「購入していない」という4.2%と除くと、約6割が現在結婚指輪をつけていないことが明らかに。特に「結婚5年未満で普段からつけなくなった(14.3%)」や「5年以上10年未満でつけなくなった(9.9%)」と、10年未満で結婚指輪をつけなくなる人は、主婦の4人に1人という結果となった。

平日の会話時間は「30分未満」

「夫婦の会話時間について」

次に、平日と休日の夫婦の会話時間を聞いたところ、平日では「30分未満(47.3%)」が半数近くを占めた。一方、休日は「1時間以上3時間未満(32.5%)」が最多。また、「3時間以上」と回答した人も25.1%と、休日に夫婦の会話時間を長く取っている様子がうかがえた。

また、この結果を、結婚指輪をつけているか否かで比較したところ、平日・休日ともに結婚指輪をつけている場合の方が会話時間が長くなる傾向が見られ、特に休日は、結婚指輪をつけている人の場合は「1時間以上」が7割を超えたのに対し、つけなくなった人の場合は休日でも「1時間以上」は5割にとどまった。

結婚歴が長いほど、夫婦の会話に「ギャップ」

「会話の内容について」

次に、夫婦での会話内容について「意見があう」「ギャップを感じる」「この話題について話さない」のうち、どう思っているのか尋ねたところ、会話の内容が「子供のこと」の場合では56.8%が、また「家事や家庭のこと」の場合でも56.8%が「意見があう」と回答。一方、「親のこと」について意見が合うと回答したのは45.5%、「お金のこと」については48.6%、「趣味」については45.9%とそれぞれ半数未満だった。

全体的に結婚歴が長くなるほど「ギャップを感じる」との答えが増える傾向が見られたが、「親のこと」や「お金のこと」に関しては、結婚歴が「10年以上20年未満」の人より、「20年以上」の人の方が意見があうと答えていることから、この2つの話題については夫婦で過ごす中で途中ギャップを感じることはあるものの、最終的にはお互いの意見があっていく様子がうかがえた。

また、最も「意見があう」という回答が多かった項目は「食事(62.4%)」で、結婚歴の長さに関係なく6割以上が意見があうという結果に。「食事」についての考え方があっていることが夫婦円満にとって重要な要素と言える結果となった。

愛情・感謝の気持ちを言葉に……

最後に、夫婦のコミュニケーションに関するコメントを募ったところ、「何か相談したときに基本的に意見を言うのではなく、同意してほしいと思います」(30代以下)、「相談したり、話したりしたことで、結論よりは話を聞いてほしい」(50代以上)というように配偶者の言葉に「イラッとしてしまう」エピソードも見受けられた。

「言葉で愛情表現が無いので、もっと言葉でいろいろ伝えてほしい」(30代以下)、「感謝の言葉は、ちゃんと口に出して伝えてほしい」(40代)、「いつもありがとうと言われたいです。言わなくてもわかっているでしょと言うけれど、そういう問題ではないと思います」(40代)など、態度だけではなく、感謝やねぎらいを言葉に表してほしいという意見が多数寄せられた。