パソナキャリアカンパニーは、30歳~59歳の女性管理職321名を対象に、「女性管理職の意識・実態調査2015」を実施した。調査期間は9月25日~29日。
63.2%が男性が半数を占める部門を管理
管理職としてどのような部門を担当しているか尋ねると、「総務・経理・人事・法務部門系」が50.8%と最も多かった。担当している部門で部下は何人いるか聞くと、5名以下が55.5%と半数以上だが、中には30名以上と大人数の部下を抱えている人も約13%ほど見られた。
担当している部門での男女の割合について尋ねたところ、半数以上が男性という管理職が63.2%で、女性ばかりの部門で管理職をしているわけではないことがわかった。
半数が「管理職になってよかった」
管理職になる前に、管理職になることに対して不安はあったか尋ねると、54.8%(「とても不安だった」「少し不安だった」の計)が不安であったと回答した。不安を感じた原因としては、「管理職の役割を果たせる自信がなかった」という回答が1位だった。
実際に管理職になってどうだったか尋ねたところ、「(管理職に)なってよかった」と、52.6%が答えている。よかったと思う点について聞くと「仕事の裁量や幅が増え、よりやりがいを感じられるようになった」(45.5%)、「自分の成長を感じられるようになった」(37.1%)、「会社への影響力や発言力が大きくなった」(28.7%)という声が挙げられた。
今後、管理職になっていく女性に対して、伝えたいことについて聞くと、74.1%が「気負わずにまずは挑戦してみるほうがよい」と答えた。女性管理職が今後増えていくために必要だと思うことについて尋ねると、「公平で納得性の高い人事制度の整備」(38.6%)や「仕事とプライベートを両立するための制度の充実」(38.3%)が上位だった。