10月3日のジャパンオープンで復帰第一戦を飾ったばかりの浅田真央選手が、11月6日~8日まで開催されたグランプリ(GP)シリーズ第3戦 中国大会で優勝した。復帰後も快進撃を続ける浅田選手、開催地・中国のファンたちはどう見ていたのだろうか。中国版ツイッターである「ウェイボー」をのぞいてみた。
グランプリシリーズデビューの地で
10年前、浅田選手が初めてグランプリシリーズに出場したのも今回の会場である北京首都体育館だった。
「10年前に見た浅田選手はやっと頭角を現したばかりだったが、氷上で舞う姿は美しく、魅力的な女の子だった。今日、彼女の姿を目にして、昔からの友人に会ったかのように昔のことを思い出した」
「10年前に比べて大人の演技になった。それでもやっぱりカワイイ。現役選手の中では好きになってから一番長い選手が真央ちゃん、今日はついに生で彼女を見ることができた。演技も良かったけど、一番大切なのは笑顔」
「浅田真央だ! 子供の頃、彼女とキム・ヨナの試合を見たことを覚えてる。印象深かった」
浅田選手は現在25歳、長い選手生活を見守ってきたファンも多いようだ。
新ルールを心配しファンたちもドキドキ
今回浅田選手はフリーの際に減点を受けてしまった。名前を呼ばれてから30秒以内にスタートポジションにつくという新しいルールを失念していたのか、規定時間をオーバーしてしまったのだ。このルールは2014年に導入されたものだが、浅田選手は休業していたため、今シーズンが初めての体験となる。
「準備時間が短縮されたのを忘れてたみたいで観客の方がドキドキしてしまった。うっかり日本語で叫ぶのを忘れて、25秒! 真央! 急いで! って一生懸命中国語で叫んでしまった」
いつもは浅田選手のために日本語で応援してくれているのだろう。ファンの気持ちが伝わるエピソードだ。
「やっぱり美しい氷上の精霊だ! 」
フリーの演技「蝶々夫人」、エキシビジョンの「踊るリッツの夜」の感想も上々だ。
「浅田真央のフリーの演技、優雅で息をするのも忘れてしまいそう! 」
「エキシビジョンのパンツスタイルカッコいい」
「ついに生でフィギュアの女神浅田真央の演技が見れた。実力は群を抜いているし、人気もすごい。彼女はやっぱり美しい氷上の精霊だ! 」
「フィギュアの名将、浅田真央! 蝶々夫人が美しい! 」
「真央は疑いなくナンバーワン、真央お帰りなさい~」
11月2日まで開催されていたフィギュアスケートGPシリーズ第2戦・カナダ大会では、羽生結弦選手の活躍に「ぞっとするほどの美しさ」などと関心を寄せていた中国人ファンたち。その羽生選手への愛情にも劣ることなく、浅田選手の復帰・活躍は歓迎ムードのようだ。