1万円ちょっとで買えるTUFマザー

ASUSから、マザーボードの新製品が多数登場している。面白いのは、旧世代のB85チップセットを搭載した「TROOPER B85」というモデル。「LANGuard」「ESD Guards 2」機能など、高耐久がウリのTUFシリーズながら、11,500円前後という安さが魅力だ。まだしばらくLGA1150を使い続けたい人には、貴重な選択肢になるかも。

ASUSの「TROOPER B85」。B85チップセットのATXマザーボードだ

USB3.0×2ポートを備える。グラフィックス出力はDVIとVGAのみ

「Z170I PRO GAMING」は、Z170チップセットを搭載したゲーミング向けのMini-ITXマザーボードだ。LANはIntel製の「I219-V」を採用し、ゲームの通信優先度を高める「Game First IV」機能を搭載。インタフェースとしては、基板上にM.2やSATA Express、バックパネルにUSB3.1×2ポートなどを備える。価格は25,500円前後。

こちらは「Z170I PRO GAMING」。ROGよりはシンプルだが、十分高機能

「TPU」「EPU」「PRO Clock」など、3つの独自チップを搭載する

「N3150I-C」「N3050I-C」は、Braswellをオンボード搭載するMini-ITXマザーボード。両モデルの違いはCPUのみで、それぞれCeleron N3150/N3050が実装されている。製品はファンレス。主なインタフェースは、HDMI、VGA、USB3.0×2、SATA 6Gb/s×2、PCI Express x4など。価格はそれぞれ、12,500円前後と10,500円前後だ。

「N3150I-C」。Braswell搭載のMini-ITXマザーボードがASUSからも登場

他社ではSO-DIMMが多いが、これは通常のDIMM×2スロットで使いやすい

ハイブリッド型の簡易水冷

CRYORIGからは、同社初となる水冷CPUクーラーが登場、「A40」「A40 ULTIMATE」「A80」の3モデルが発売となっている。オールインワン型の簡易水冷で、メンテナンスは不要。各モデルの違いはラジエータのサイズで、価格は24cmタイプのA40が18,500円前後、24cm厚形タイプ(38.5mm厚)のA40 ULTIMATEと28cmタイプのA80が20,500円前後。

CRYORIGの「A40」。ラジエータは12cmファン×2個のタイプだ

ラジエータの違いで3種類がラインナップ。水冷ヘッドは同じだ

大きな特徴は、水冷ヘッドにもファンが搭載されていること。これにより、CPU周辺のコンポーネントも冷却することが可能で、システムの安定性の向上が期待できるという。この搭載ファンは7cm径で、回転数は1,500~3,000rpm。設置する向きを変えることで、エアフローの方向を選ぶことが可能となっている。

水冷ヘッド上にファンが。このファンは裏返すことも可能だ

ファン有り(左)と無し(右)の比較。基板の温度がこれだけ違う