阪神電気鉄道は10日、神戸市の都市計画事業である「阪神本線住吉・芦屋間連続立体交差事業」の工事進捗にともない、12月12日始発から芦屋~魚崎間の下り線(神戸三宮方面行)を高架線に切り替えると発表した。
この事業は、阪神本線の芦屋市境から住吉駅までの約4kmの区間を連続的に高架化し、交差道路や側道の整備を行うというもの。1991年度にスタートし、魚崎駅から西側の住吉駅までの区間は2005年8月に工事を完了。続いて2006年11月に魚崎駅から東側の芦屋市境までの区間(約3.2km)で工事に着手し、仮線路への切替えを経て、下り線の高架工事を進めてきた。
今回の高架切替えにより、11カ所の踏切で遮断時間が短縮されることに。青木駅と深江駅は新たに下りホームが高架となるため、ホームに通じるエレベーターとエスカレーターが新設される。下り線高架切替え後は仮下り線の撤去工事を行い、引き続き2019年度の高架切替えをめざし、上り線高架工事に着手するとのこと。