南海電気鉄道はこのほど、高野線九度山駅の「真田装飾」が11月14日に完成すると発表した。あわせて2016年1月から約1年間、「真田の赤備え」をイメージした巡回バスを九度山町で運行することも発表された。

高野線九度山駅の装飾完成イメージ

九度山駅がある和歌山県九度山町は、関ヶ原の戦いで敗れた西軍についた真田昌幸・信繁(幸村)父子が配流された地として有名。南海電鉄は今年8月、2016年NHK大河ドラマ『真田丸』を契機に九度山を盛り上げるべく、高野線車両と九度山駅に真田家にちなんだ装飾を施す計画を発表していた。高野線の装飾列車は11月1日から、「南海・真田赤備え列車」として運行開始。2000系4両1編成に、真田家を象徴する赤と六文銭のモチーフなどを施した。

14日に装飾が完成する九度山駅では、駅舎やホームを落ち着いた風合いに塗装するとともに、六文銭をあしらったのれんや幕を掲出し、真田ゆかりの地の特別感を演出するという。『真田丸』放映が始まる2016年1月からは、「南海・真田赤備え列車」と同様の装飾を施した「真田赤備えバス」を観光客向けの巡回バスとして運行。運転日は1月24日から2017年1月7日までの土休日と、5月2・6日、8月12・15・16日、12月29・30日、1月3日を予定している。