ベンキュージャパンは10日、ポータブルBluetoothスピーカー「treVolo」を発表した。ブラックとシルバーの2色を用意。Amazon.co.jp限定で11月27日から発売する。価格はオープンだが、予想価格は35,800円前後の見込み。
中高域ユニットに約100×140mmのコンデンサー型スピーカー×2基を搭載するポータブルBluetoothスピーカー。同社調べによると、バッテリ駆動型ポータブルBluetoothスピーカーとして、コンデンサー型スピーカーを採用した製品は世界初。
コンデンサースピーカーは、ポリエステルフィルム製の振動板を静電気の力で振動させて音を発生させる機構。振動板の厚さがわずか数ミクロンしかなく、その質量はダイナミックスピーカーで使われる振動板の100分の1以下で、過渡応答特性が大きく向上している。コンデンサースピーカーパネルの厚さは約7mmで、本体側面に折りたたんで収納可能。
低音用として高効率のデュアルウーファーとデュアルパッシブラジエーター方式を採用。ウーファーユニットには直径約53mmのダイナミックスピーカー×2基、パッシブラジエーターには約55mm×90mm×2基を搭載する。パッシブラジエーターをキャビネットの両側面に搭載することで、豊かで広がりのある低音を出力する。プリセットイコライザによる「サウンドモード」機能も搭載し、再生中に「MODEボタン」を押すことで、PURE / WARM / VIVIDの3モードを選択可能だ。
ACアダプタで動作するほか、バッテリも内蔵。バッテリ駆動時間は約12時間で、充電時間は約3時間。スピーカーフォン機能も搭載しており、スマートフォンと接続してハンズフリー通話も可能となっている。Bluetoothの対応プロファイルはA2DP / AVRCP / GAVDP / HSP / HFP / SPP、コーデックはaptX / ACC / SBCをサポート。
インタフェースはBluetooth 4.1。音声入力インタフェースとして、アナログライン入力とmicroUSB(デジタル音声入力)も備える。出力インタフェースはアナログライン出力。実用最大出力は0.1W+0.1W、ウーファー用が5W+5W、定格周波数帯域は60Hz~20,000Hz。本体サイズはW78(展開時275mm)×D175×H135mm、重量は約1,200g。初回限定特典として「専用セミハードケース」が台数限定で付属する。