Googleは11日、最新のAndroid OS「Android 6.0(Marshmallow)」向けに、新機能「Now on Tap」の提供を開始した。同機能は、ホームボタンを長押しすることで利用でき、自動的に画面を解析し、ユーザーの検索をサポートする。

Now on Tapイメージ

これまで、スマートフォンなどでWebサイトを閲覧している際に、ページ中の地名などのキーワードを検索するためには、単語をコピーし、検索アプリを立ち上げる必要があった。同日より提供される「Now on Tap」では、ページの閲覧中に、ホームボタンを長押しすることで、自動的に画面を解析し、キーワードを検索したり、マップで場所を確認するためのサポートをするカードが表示される。

同機能では、Webサイトに限らずチャットアプリなど、どんなアプリを使っている場合でもホームボタンを長押しすることで利用できる。例えば、LINEで待ち合わせ場所や時間を相談している際にも、「Now on Tap」を利用することで、チャットのなかから自動的に待ち合わせ時間と場所をGoogleカレンダーに入力したり、食べログで店舗のレビューを確認することが可能となる。

LINEなどでもNow on Tapは利用できる

こうした、画面上の情報解析は、「ナレッジグラフ」や「自然言語の理解」「App Indexing」といった、Google検索に活用されてきた技術を組み合わせることで実現しているという。