TAG Heuer(タグ・ホイヤー)は11月9日(米国時間)、スマートウオッチ「TAG Heuer Connected」を発表した。日本国内での発売は11月12日で、希望小売価格は165,000円。

TAG Heuer Connected(バンドはブラック以外別売)

タグ・ホイヤーはスマートウオッチ開発のため、Intel、Googleと提携することを3月に発表していた。今回のTAG Heuer Connectedには、Googleのウェアラブル端末向けOS「Android Wear」とIntelのAtomプロセッサー「Z34XX」シリーズ(開発コードは「Merrifield」)を搭載。裏ぶたにはタグ・ホイヤーのロゴとともに「Intel inside」と刻印されている。

発売と同時に提供されるデジタル表示のウオッチフェイスは、クロノグラフ、GMT、3針の3種類。それぞれカラーはブラック、ブルー、ホワイトの3色ずつ用意。タグ・ホイヤーの「CARRERA(カレラ)」コレクションをもとにデザインされたもので、針とインデックス、カウンター、日付表示窓、分目盛りを配置している。

ウオッチフェイスはあくまで時計らしさにこだわってデザインされているが、「インタラクティブカウンター」を備える。インタラクティブカウンターとは、ダイヤルと針は常時表示されているなか、12時・6時・9時位置にある3つのカウンター内にアプリの情報を簡易的に表示するというもの。情報が表示されたカウンターにタッチすると、全画面表示でさらに情報を得られる仕組みだ。

上段は裏ぶた。Intel insideの刻印。下段はインタラクティブカウンター

Android Wearを搭載しており、天気予報、次の予定、歩数などのライフログ、メールの受信などの情報を整理して、ユーザーが必要なタイミングで知らせる。TAG Heuer Connectedはマイクも内蔵し、「OK Google」と呼びかけると、メールへの返信、検索、メモなどを音声操作で行える。目的地へのナビ機能も音声で呼び出せる。

画面の表示イメージ

ケース径は46mm、厚さは12.8mm、重量は52g。IP67相当の防塵防水性能を持つ。ケースはチタン製。同じくチタン製のリューズにはタグホイヤーのロゴが施されている。風防はサファイアクリスタル。ベルトはラバー製で、重量は29g。付属するバンドのカラーはブラックだが、別売でグリーン、ブルー、オレンジ、レッド、ホワイト、イエローも用意される。

文字板部分は1.5型の円形液晶ディスプレイで、タッチパネル対応。解像度は360×360ドット(240ppi)。容量410mAhのバッテリーを内蔵し、約25時間の連続使用が可能だ。

プロセッサは1.6GHz 2コア。メモリは1GB、ストレージは4GB。対応端末はAndroid 4.3以上、もしくはiOS 8.2以上を搭載した端末。通信機能としてBluetooth 4.1、Wi-Fi(IEEE 802.11b/g/n)を備える。

2年間の製品保証期間が終了した際、TAG Heuer Connectedを、タグ・ホイヤーの自動巻き機械式時計へと有償で交換することも可能だ。この機械式時計はTAG Heuer Connectedのユーザー向けに開発されたもので、一般販売はされない。交換費用は1,500米ドル。