ソニー損保は5日、「2015年 全国カーライフ実態調査」の結果を発表した。調査期間は9月12日~18日、対象は自家用車を所有し、月に1回以上車を運転する18歳~59歳の男女。有効回答数は1,000名。
最も負担に感じるのは「車検・点検費」
回答者全員に「年間の走行距離」を聞いたところ、「3,000km以下」が7.6%、「5,000km以下」が27.1%、「7,000km以下」が24.7%で、年間走行距離が7,000km以下までの人が全体の6割を占めた。男女別にみると、男性は7,492km、女性は6,654kmとなり、男性の方が女性よりも走行距離が長い傾向がみられた。
「1カ月あたりの車の維持費」については「5,000円~1万円未満」(29.1%)と「1万円~1万5,000円未満」(26.2%)を中心に回答が集まり、平均額は1万4,300円となった。
車の維持費の平均額を過去5回(2010年~2014年)の調査結果と比較すると、例年に比べて維持費が1,000円以上減少しており、維持費が少なくすんでいる傾向にあることがわかった。
「車の諸経費で負担に感じるもの」を複数回答で聞いたところ、「車検・点検費」が70.8%で最多。次いで「自動車税・軽自動車税」(61.6%)、「ガソリン代・燃料代」(56.8%)となった。「ガソリン代・燃料代」を負担に感じる割合は、過去5回(2010年~2014年)の調査結果で上昇傾向がみられていたが、今回の調査では昨年から13.3ポイント下がった。
「理想の燃費」は上昇傾向に
「車の理想の燃費」について聞いたところ、「20km/l~25km/l未満」が22.4%で最多。「わからない」(14.7%)と答えた人を除いた平均値は26.4km/lとなった。同様に、「所有している車の実際の燃費」について聞いたところ、「10km/l~15km/l未満」が33.8%で最多。「わからない」(17.0%)と答えた人を除いた平均値は15.0km/lとなった。
理想の燃費と実際の燃費の平均値を過去2回(2011年・2013年)の調査結果と比較すると、どちらも上昇傾向にある。「理想の燃費」は2011年から2.8km/lの上昇、「実際の燃費」は2.5km/l上昇した。