説明書を読まなくても使い方がわかるのが、iPhoneの魅力であり強みです。しかし、知っているつもりでも正しく理解していないことがあるはず。このコーナーでは、そんな「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」をわかりやすく解説します。今回は、『Apple Musicを解約するとどうなりますか?』という質問に答えます。
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日本でも6月末にサービスが開始された「Apple Music」。当初の取り扱い曲数は、他のストリーミングサービスに比べいくぶん見劣りするものでしたが、10月には契約レーベルが追加され対応する邦人アーティストも増え、充実してきました。3カ月の無料試用期間経過後も使い続けてるユーザも多いようです。
Apple Musicは、初期設定では1ヶ月単位の自動継続が選択されています。そのままにすると延長扱いになり課金されるため、利用を終了する場合は課金前のタイミングで自動継続を停止しなければなりません。そして契約期間が終了すれば、Apple Musicが提供する各種機能・サービスは利用できなくなります。
具体的には、Apple Musicで聴き放題の数百万曲が再生できなります。契約期間中にダウンロードした曲はライブラリから消え、iCloudミュージックライブラリも表示されなくなります。決して"月額980円でダウンロードし放題のサービス"ではなく、自由に利用できるのは契約期間内に限られます。
聴き放題の曲をもとに作成したプレイリストも、同傾向の曲を選んで再生してくれるラジオ(ステーション)機能も、ユーザの好みに応じて曲をお勧めしてくれるキュレーション機能も、解約後は利用できません。
ただし、Apple IDでサインインしていれば、いくつかのサービスは継続利用可能です。Appleが運営するインターネットラジオ局「Beats 1」は、特に制限なく聴くことができます。アーティストの最新情報を入手する機能「Connect」も、アーティストの追加/削除を含め、契約時と変わらず利用できます。