歌手の相川七瀬が8日、東京・EX THEATER ROPPONGIで、デビュー20周年アニバーサリーライブ「NANASE AIKAWA 20th ANNIVERSARY GIG」を開催した。

デビュー20周年アニバーサリーライブ『NANASE AIKAWA 20th ANNIVERSARY GIG』を行った相川七瀬(右)とゲスト登場した工藤静香

デビューして丸20年を迎えた相川は、集まったファン約2,000人の前に、真っ赤なロックファッションで登場。「今日は祭りだ~! お前ら、準備はいいか~! 思いっ切りロックしようぜ!」と呼びかけ、1995年のデビュー曲「夢見る少女じゃいられない」を皮切りに、「BREAK OUT!」、「Sweet Emotion」、「恋心」など自身のヒット曲を次々に披露した。

アンコールでは、「この人がいなかったら、歌手に憧れることはなかった」という呼び込みで歌手の工藤静香が登場。小学生時代からのファンで親衛隊にも入っていたほど、憧れの存在である工藤との対面に相川は大号泣。工藤の楽曲『嵐の素顔』と『慟哭』を振り付きで一緒に披露し、「ずっと歌いたかった。長い間、夢見てたことなので、結婚式の時よりうれしい。20年やってきたからお願いできたこと」と大感激する相川に、工藤も、「やっとだね!」ともらい泣きしながら熱い抱擁を交わした。

また、3児の母親でもある相川の次男"RIO"くんが、『LIKE A HARD RAIN』でドラマーとして出演する場面も。「あと10年して、私の後ろで演奏してる日を夢見たい」と笑顔を見せつつ、「この20年は、平坦な道じゃなかったし、ロックが重いと感じた時もあった。でも、1人でも待っててくれるなら歌っていきたいと思ったのは、みんなが20年支えてくれたら」とこれまでの心境を吐露。最後は、「感動で胸がいっぱい! 本当に今日はありがとう!」とファンに感謝してライブを締めくくった。

SHOW-YAの寺田恵子、杏子、中村あゆみとのコラボも

同ライブでは、工藤のほか、デビュー20周年記念カバーアルバム『Treasure Box―Tetsuro Oda Songs―』に参加したSHOW-YAの寺田恵子、杏子、中村あゆみも集結。「まるで野犬の集会みたい。4人揃ったらやるしかないですよね!」という相川の言葉で、「BOMBER GIRL」を力強くパフォーマンスした。そのほか、最新シングル「満月にSHOUT!」のミュージックビデオで共演したエグスプロージョンとトレンディエンジェル齊藤や、元FIELD OF VIEWの浅岡雄也、藍井エイル、ひとりでできるもんもゲスト登場して、相川のデビュー20周年を祝った。