川崎重工は11月8日まで東京ビッグサイトで開催された「第44回東京モーターショー2015」に、「Ninja ZX-10R ABS」「Ninja ZX-14R ABS」「Z125 PRO」のジャパンプレミア3機種を含む9機種を出品した。
「Ninja ZX-10R ABS」は、5年ぶりにモデルチェンジしたスーパースポーツモデル。2015年スーパーバイク世界選手権において、「Ninja ZX-10R(レース仕様)」が年間タイトルを獲得しており、そこで得たノウハウをもとに、市販モデルもさらなるサーキット性能向上を果たしている。今回のカワサキブースでは、「Ninja ZX-10R ABS (KRT Edition)」の他に、2015年のチャンピオンマシン「Ninja ZX-10R(レース仕様)」や「Ninja ZX-10R ストリップモデル」が展示された。
「Ninja ZX-14R ABS」は、カワサキを代表するスポーツバイク「Ninjaシリーズ」の最大排気量モデル。1,441cc並列4気筒エンジンは、強烈な加速性能と高速性能を発揮するとともに、スムーズで扱いやすい出力特性を兼ね備えている。今回展示されたアジア地域向けモデルでは、リラックスした姿勢でライディングが可能なアップハンドルを採用。新たに追加したハイグレード仕様は、ブレンボ製M50ブレーキシステムやオーリンズ製TTX39リヤサスペンションを採用し、フラッグシップモデルにふさわしい装備とした。
「Z125 PRO」は、スーパーネイキッド「Zシリーズ」の最小排気量モデル。新設計の124cc単気筒エンジンは、レスポンスが鋭く、あらゆる回転域でパワフルなストリートライディングに適したエンジン特性とした。シャーシには、「高張力鋼管バックボーンフレーム」「倒立フロントフォーク」「前後ペタルディスクブレーキ」といった、スポーティな走りを楽しめる本格装備を採用。スポーツライディングに最適なマニュアルクラッチも装備している。
その他、東京モーターショーのカワサキブースでは、「900 SUPER-FOUR(Z1)」(1972年に製造・販売)、「Ninja H2」「Ninja H2R」などが展示された。