本田技研工業(ホンダ)は11月8日まで東京ビッグサイトで開催される「第44回東京モーターショー2015」にて、外観を一新して各部の熟成を図ったスポーツモデル「NC750X」「400X」を世界初公開したほか、コンセプトモデル「ライト ウェイト スーパー スポーツ コンセプト」「ネオウィング」などの二輪車を出品している。
「NC750X」「400X」は、オンロードとオフロードの異なる価値を融合した「クロスオーバーコンセプト」の開発思想にもとづいたスポーツモデル。世界初公開となった新型は、両車種ともに外観の一新にともない、ヘッドライトとテールランプにLEDを新たに導入。ウインドプロテクション効果に優れたウインドスクリーンを採用することで、よりスタイリッシュで快適な走行を可能としている。
「NC750X」では新形状の異型断面マフラーや「デュアル・クラッチ・トランスミッション(DCT)」など、「400X」ではヒンジタイプのフューエルキャップやブレーキレバー調整機構なども採用された。
「ライト ウェイト スーパー スポーツ コンセプト」は、ロングノーズで低く構えたクラウチングスタイルにより、スピード感のあるたたずまいを備えた次世代のスーパースポーツコンセプト。マットブラックをベースにしたエクステリアがフォルムの美しさと迫力を表現している。
「ネオウィング」は、大型二輪車と同様のコーナリングフィールを楽しめるスポーティーな走りと、低速走行時の安定感を両立したスポーツハイブリッド三輪車。トルクフルで力強い加速を生む水平対向4気筒エンジンとモーターを組み合わせたハイブリッドシステムを搭載する。前輪に独自のリンク機構を採用し、先進感あふれるスタイリングを備えたコンセプトモデルとなった。
ホンダブースではその他、初代スーパーカブから続く「扱いやすく経済的な二輪車」という考えを継承した近距離移動用パーソナルコミューター「EV-Cub Concept」、初代スーパーカブのデザインや色をモチーフとした「Super Cub Concept」、MotoGPクラスの競技専用マシンを一部仕様変更し、一般公道での走行を可能とした「RC213V-S」、「デュアル・クラッチ・トランスミッション(DCT)」技術をオフロードモデルにも適用した「CRF1000L Africa Twin」、スポーツモデルの代名詞である「CBシリーズ」を進化させた「コンセプトCB」なども展示された。