Woman&Crowd(ウーマンクラウド)はこのほど、主婦の貯金に関する意識調査の結果を発表した。
同調査は、ココラブルが運営する「mamaPRESS-ママプレス-」と共同で実施。貯金事情や貯金にまつわるエピソードを尋ねることによって実情を知り、今後のマネープランの参考としてもらうことを目的に、20代から50代の既婚女性500名(「Woman&Crowd」会員)を対象として実施したものとなる。
調査主体は、Woman&Research(Woman&Crowd)。調査期間は10月8日~15日。インターネット調査にて、20代~50代までの既婚女性500名の有効回答を得た。
現在の貯金額、平均額は約278万5,000円、中央値は150万円に
現在の貯金額を聞いたところ、平均額は約278万5,000円、中央値は150万円という結果となった。また、約6割の回答者が「世帯収入の10%を貯金に回している」と回答し、その貯金の目的は「子供の養育費」が最多となった。
以下、「病気や事故、災害など緊急時の出費の備え」「自分たちの老後の蓄え」が続いた。高額商品(マイカー、マイホーム)の購入やレジャー費用など、欲求を目的とした貯金ではなく、緊急時や老後など、リスクを考慮した貯金が主目的になっていることがわかった。
具体的な貯金の方法について聞いたところ、銀行口座からの自動引き落としを活用している回答が目立つなか、100円玉や500円玉の小銭貯金や、外食を控える、水道・光熱費の節制を日々心がけるなど、主婦ならではの節約術も意識的に貯金をするべく活かされていることがわかった。また、投資などの財テクを学んで実践しているという回答も散見された。
約4割の主婦が「家族に秘密で貯金/へそくりをしている」
家族に秘密にしている貯金やへそくりを持っているという主婦は約4割という結果となった。秘密の貯金やへそくりを始めた理由について聞いたところ、「独身時代に働いていたお金をコツコツ貯金していた延長で貯め続けている」「夫が浪費家なので、将来を不安に感じて始めた」、一部の回答では「夫婦喧嘩をした時に、もしもの際にまとまったお金が必要と思った」「子どもが大きくなったら離婚しようと考え始めたから」など、夫婦の危機にも先立つものの重要性を冷静に考えている一面も見られた。
実際の使途については、自分の趣味やスキルアップ、交際費に使っているという回答が多く見られる中、自分のために使いたいと思いつつも、家族行事や家族へのプレゼント費用に充てるなど、手をつけずに貯め続けるというよりは、必要に応じて引き出しながら貯金を続けているということがわかった。
秘密の貯金やへそくり額、平均額は110万8,513円
「秘密の貯金/へそくり」の金額を聞いたところ、平均額は110万8,513円、中央値は30万円という結果になった。また、隠し場所については「ネットバンクを利用して専用口座を開設」「本棚にある本のスキマに挟んでいる」「リビングの置物の中」など、個人によって工夫が見られた。
さらに、貯金やお金にまつわる失敗・反省エピソードを聞いたところ、「独身時代にもっと貯めておけば良かった」と悔やむ声がもっとも多く見られた。
貯金やお金にまつわる失敗・反省エピソード(自由回答)としては、「子供用の貯蓄をしようと思い、お年玉や親族からもらったお小遣いを貯めていたが、急な入り用でつかってしまい、罪悪感にさいなまれている」(30代)、「夫と金銭面での考え方にズレが生じている。結婚当初からもう少しお金に関して話し合っておくべきだった」(40代)、「同居していた両親から生活費をもらうことができなかったけど、その都度しっかり請求するべきだったと思う。振り返れば結構な出費になっていた」(50代)などの声が寄せられている。