田中貴金属工業は4日、「投資に関する意識調査」の結果を発表した。調査期間は8月1日~12日、対象は全国の20歳~69歳の一般男女2,566名。
現在金融商品を持っている人は4割
「投資をしたことがあり、現在も保有したことがある(何らかの金融商品を保有している)」人は37%。
金融商品を持っている人の「世帯収入に対する投資の割合」をみると、「月々の収入のうちから投資している」人は60%、「臨時収入のうちから投資している」人のは41%だった。月々の収入のうちの投資率の内訳は、「10%未満(0%を除く)」という回答が39%で大半を占めた。以下「5%未満(0%を除く)」(21%)、「5~10%未満」(18%)、「10~20%未満」(12%)と続いた。
「金融商品に期待すること」は、1位「安全性の高さ」(47%)、2位「元本が保証されていること」(34%)、3位「配当、分配金など定期的な収入」(29%)、4位「いつでも現金化しやすい」(26%)、5位「長期にわたっての資産運用」(23%)となった。
「金融商品取扱会社に求めること」の1位は「インターネットから利用しやすい」32%。インターネット関連項目の結果を除くと、「手数料や信託報酬など取扱会社の取り分が安い」(28%)、「個人情報などのセキュリティがしっかりしている」(24%)、「商品に関するわかりやすい説明」(21%)、「社会的信用が高く信頼がおける」(20%)という回答が続いた。
「貴金属投資の良い点」についてたずねた所、「世界中のどこでも通用する」「長い目で見て価値が安定している」(いずれも14%)、「今後値上がりが期待できる」(9%)という回答が続いた。一方「不安な点」をたずねた所、「悪徳業者にひっかかりそう」(15%)、「金(きん)の品質が判断できない」(13%)、「セールスがしつこそう」(12%)、「投資の仕組みがよくわからない」(11%)となった。