ハイアス・アンド・カンパニーはこのほど、「いい夫婦の住まいに関する意識調査」の結果を明らかにした。同調査は10月6日~13日、20歳以上の男女1,132名を対象に同社運営の4サイトにてアンケート形式で実施したもの。
同調査における「いい夫婦」とは、「夫婦の仲の良さを0~10で表すと、どれくらいですか?(0=悪い・10=良い)」の質問において、6以上と答えた人を指している。5以下は「それ以外の夫婦」と表現した。
マイホーム購入もしくは建て替え時に予算、および、間取りなどのデザイン決定の主導権を握ったのは夫・妻どちらか聞いたところ、いい夫婦全体では、予算が73.1%、デザインが54.0%と、ともに主導権は「夫」が握ったと回答した。
しかし、いい夫婦を性別で見てみると、予算は夫・妻ともに主導権を握ったのは「夫」と回答している割合が高いが、デザインでは妻は「妻」が主導権を握ったと回答した割合が高い。
一方、予算決定時の主導権は「夫」という割合は、いい夫婦よりそれ以外の夫婦が、全体で6.2pt、夫で4.9pt、妻は7.2pt減少した。加えて、デザイン決定の主導権について妻が「妻」と回答した割合は、いい夫婦よりそれ以外の夫婦が13.9pt減少している。
マイホーム購入時もしくは建て替え時に最も重視したことは何か尋ねたところ、いい夫婦、それ以外の夫婦とも「間取り」や「耐震性」の割合が高かった。
次に、自分専用の部屋はあるかどうか聞いたところ、いい夫婦では「夫・妻とも自分の部屋がある」との回答が41.2%で最も多かった。次いで「夫・妻とも自分の部屋が無い」が38.9%となっている。
一方、それ以外の夫婦では、「夫・妻とも自分の部屋がある」の割合はほぼ変わらないものの、いい夫婦よりも「夫・妻とも自分の部屋が無い」は7.5pt減少している。また、「夫のみ自分の部屋がある」は3.7pt、「妻のみ自分の部屋がある」では4.9pt増加。いい夫婦は自分の部屋の所有について夫婦で平等にしている傾向があることがわかった。