独TeamViewerは4日、リモートデスクトップソフトウェアの最新ベータ版「TeamViewer 11」ベータ版をリリースした。Chrome OSやAndroid端末への無人アクセスに対応したほか、商用版でもWebブラウザ経由でのリモート操作が可能となっている。商用以外で利用する場合は無料。
TeamViewerは、PCやタブレット、スマートフォンなどを遠隔操作できるソフト。「TeamViewer 11」ベータ版では、新たにAndroid端末への無人アクセスを可能とし、スタッフが常駐していないPOSや公共の備え付けAndroid端末への手軽なアクセスが可能となった。また、従来個人向けで対応していた、Webブラウザ経由によるリモートサポートやリモートアクセス機能を商用版でも搭載。このほか、Chrome OSに対応することで、会社や自宅PCへのアクセスをChromebookから操作できるようになった。
パフォーマンス面では、ファイル転送の高速化、データ使用率の低減のほか、Windowsクライアントでインタフェースの改善やツールバーのデザイン刷新などが行われている。グループ機能も強化され、異なるユーザーで構成されるチャンネルグループの作成や、グループ内の操作権限の管理機能などを実装した。対応OSは、Windows、Mac、Linux、Android、iOS、Chrome(Chrome Web Storeからダウンロード)。