ラグビー日本代表の五郎丸歩が、2日に放送されたフジテレビ系バラエティ番組『SMAP×SMAP』(毎週月曜22:00~22:54)にゲスト出演し、ラグビーW杯イングランド大会の初戦となる南アフリカ戦の国歌斉唱で涙を流した理由について語った。

ラグビー日本代表の五郎丸歩

今大会の日本代表の大躍進を、「4年間しっかりとビジョンを持って、名将のもとでしっかりとトレーニングを積んできた結果だと思います」と冷静に分析する五郎丸。大会までの日々を「長かったですね」「本当にいろんなものを犠牲にしてこの4年間やってきました」「2019年に日本でワールドカップが開催されます。そのために国内の環境だったり、さまざまなことを変えないといけない中ではじまったチームでした」と振り返った。

南アフリカ戦の試合開始直前、国歌斉唱は万感の思いだった。「感極まって、自分が自分じゃなくて。試合前から涙が出てきました」と明かし、「やっぱりここまで来るのは平坦な道のりではなかったですし、その時までに支えてくださった方々だったりとか」「小さい時から憧れていたワールドカップの地に立てている自分、そこで国歌を歌っている自分」と当時の心境を語った。

この日は、エディー・ジョーンズ前ヘッドコーチのもとで行われていたラグビー日本代表合宿の過酷なトレーニングにも触れ、「厳しいですよ」「半端じゃなかったです」と苦笑い。1日に複数回の仮眠が設けられ、練習は早朝6時から1日中行われる。3度目の仮眠から起床するときには、時間の感覚が狂ってしまって「ここがどこで何時なのか」分からなくなることがあったという。