日本旅行・JR西日本は2日、特急「くろしお」での運用を終えた特急形電車381系(6両編成)を使用する「ありがとう381系きのくに線」ツアーを共同で実施すると発表した。きのくに線(紀勢本線)での381系による営業運転は、このツアーが最後になるとのこと。
ツアーは12月5・6日の2日間にかけて実施され、12月5日の往路は天王寺駅10時47分頃発・新宮駅16時20分頃着、翌6日の復路は新宮駅12時50分頃発・天王寺駅18時6分頃着で運転。かつての特急列車をイメージしたヘッドマーク2種類を用意し、往路と復路で異なるものを掲出する。車内には記念撮影用の「パンダシート」に加え、ツアー限定の記念撮影用ボードを設置。参加者には特製掛け紙付き弁当、記念乗車証、記念乗車品、JR西日本和歌山支社オリジナル「くろしお」手提げ袋が贈られる。
往路では、289系・283系「くろしお」やキハ85系「南紀号」とのすれ違い・追い越しをドアの開く駅(新宮駅を含む)で設定。駅舎が特徴的な那智駅にも停車してドアが開き、283系「くろしお」との行き違いを体験できる。その他、海が見えるビューポイントでの徐行、通常はほとんどの列車が停車する白浜駅の通過など、さまざまなお楽しみポイントがあるという。
復路においても、283系・287系「くろしお」とのすれ違いをドアの開く駅で設定。新宮駅では283系「くろしお」・キハ85系「南紀」・381系が並んで停車し、381系展示会も行われる。双子山信号場と湯川駅・見老津駅ではドアを開けずに停車し、かつての特急停車駅である椿駅ではドアを開けて停車するといったお楽しみも用意される。
「ありがとう381系きのくに線」ツアーは11月4日15時から、日本旅行大阪予約センターと日本旅行、日旅サービス、日本旅行オーエムシートラベルの全国の支店・店舗で予約受付を開始する。