JR北海道はこのほど、函館本線苗穂駅の移転・橋上駅舎化計画の概要を発表した。当初予定していたエスカレーターの設置を取りやめ、代わりにエレベーターを大型化して対応するという。
今回の発表によれば、苗穂駅は現在より約300m札幌寄りに駅舎を移転し、ホーム2面を備えた鉄骨造2階建ての橋上駅舎(延床面積約1,400平方メートル)を建設するという。南北をつなぐ自由通路と北口・南口の駅前広場は札幌市が整備する。
2013年9月の発表では、各ホームにエスカレーター2基(昇降各1基)を設置するとしていたが、すべて階段にする。各ホームに1基ずつ設置を予定していたエレベーターは11人乗りから15人乗りへと変更し、バリアフリー化と利便性を確保する。今年度中に詳細設計を行い、2016年秋頃に建設工事に着手。2018年度の使用開始をめざす。