ダスキンはこのほど、「夫婦の大掃除に関する意識・実態調査」の結果を発表した。調査は1月30日~2月2日、全国の20歳以上の男女4,160名(既婚者2,618名、未婚者1,542名)を対象にインターネットで行われた。

大掃除実施率58.0%

「未婚者・既婚者の大掃除実施率」

調査によると、2014年末の大掃除実施率は58.0%。未婚既婚別では、未婚者(53.8%)よりも既婚者(60.5%)の方が高く、さらに既婚者の中でも、配偶者のみ(57.1%)の世帯よりも高校生以下の子どもがいる世帯(66.4%)の方が大掃除実施率が高いことがわかった。

「未婚者・既婚者が大掃除をした理由」

また、大掃除をした理由について探ってみたところ、「気持ちよく新年を迎えたいから(既婚45.1%、未婚43.3%)」、が最も多く、次いで「普段の掃除で行き届かないところをキレイにしたいから(既婚28.6%、未婚23.9%)」という結果に。どちらも未婚者よりも既婚者の方が高かった。結婚や出産を機に衛生意識が高まり、大掃除に積極的に取り組むようになったことが、大掃除の実施率にも影響していることが伺える結果となった。

妻は「キッチン・トイレ」、夫は「浴室・窓・網戸」

「既婚者が大掃除で担当した場所」

2014年末の大掃除を実施した既婚者を対象に、掃除を担当した場所について教えてもらったところ、妻は「キッチン(74.0%)」や「トイレ(66.1%)」、夫は「浴室(48.0%)」と「窓・網戸(42.9%)」が多かった。

それぞれ担当した理由について尋ねると、妻は「自分が一番よく使う」「家族ができない・しない」という理由が上位に挙がり、一方、夫は「家族がしない・できない」「指示された場所」が上位に。これらの結果から、夫の大掃除への取り組みは"家族のために掃除を頑張る"という責任感と、"司令塔としての妻からの指示"が影響していることがうかがえた。

配偶者の大掃除の取り組みに対する満足度に男女差

「配偶者の大掃除の取り組みに対する満足度」

最後に、配偶者の大掃除の取り組みに対する満足度を聞いたところ、夫が妻の取り組みに対して「満足した」割合が72.3%だったのに対し、妻が夫の取り組みに「満足した」割合は45.3%と、男女で約30ポイントの差があることがわかった。さらに、妻の夫への満足度は3年前から減少傾向に。夫の大掃除の取り組みに対する不満の理由として、「大掃除に積極的ではなかった」「きちんと汚れが落ちなかった」「掃除の仕方が気に入らなかった」「手際が悪かった」などが多く挙がった。